◆ 汎用性を考慮してJIS第1・2水準文字の範囲で表示しているものもあるため、人名等、会議録正本とは一部表記の異なることがあります。人名等の正しい表記については「人名等の正しい表記」をご覧ください。

令和2年4月　和歌山県議会臨時会会議録　第1号

令和２年４月
和歌山県議会臨時会会議録
第１号
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議事日程　第１号
　令和２年４月22日（水曜日）
　午前10時開会・開議
　第１　議席変更の件
　第２　会議録署名議員の指名
　第３　会期決定の件
　第４　議案第89号並びに報第１号から報第３号まで（当局説明）
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会議に付した事件
　第１　議席変更の件
　第２　会議録署名議員の指名
　第３　会期決定の件
　第４　議案第89号並びに報第１号から報第３号まで（当局説明）
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出席議員（42人）
　１番　鈴木德久
　２番　山家敏宏
　３番　中本浩精
　４番　堀　龍雄
　５番　藤山将材
　６番　岸本　健
　７番　井出益弘
　８番　宇治田栄蔵
　９番　北山慎一
　10番　玄素彰人
　11番　中西峰雄
　12番　秋月史成
　13番　森　礼子
　14番　濱口太史
　15番　尾崎要二
　16番　冨安民浩
　17番　川畑哲哉
　18番　玉木久登
　19番　鈴木太雄
　20番　岩田弘彦
　21番　吉井和視
　22番　谷　洋一
　23番　佐藤武治
　24番　岩井弘次
　25番　中　拓哉
　26番　多田純一
　27番　新島　雄
　28番　山下直也
　29番　中西　徹
　30番　谷口和樹
　31番　藤本眞利子
　32番　浦口高典
　33番　山田正彦
　34番　坂本　登
　35番　林　隆一
　36番　楠本文郎
　37番　高田由一
　38番　杉山俊雄
　39番　片桐章浩
　40番　奥村規子
　41番　尾﨑太郎
　42番　長坂隆司
欠席議員（なし）
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説明のため出席した者
　知事　　　　　　　　　仁坂吉伸
　副知事　　　　　　　　下　宏
　知事室長　　　　　　　細川一也
　危機管理監　　　　　　森田康友
　総務部長　　　　　　　田村一郎
　企画部長　　　　　　　田嶋久嗣
　環境生活部長　　　　　田中一寿
　福祉保健部長　　　　　宮本浩之
　商工観光労働部長　　　大山　茂
　農林水産部長　　　　　角谷博史
　県土整備部長　　　　　庄司　勝
　会計管理者　　　　　　城本　剛
　教育長　　　　　　　　宮﨑　泉
　公安委員会委員長　　　中野幸生
　警察本部長　　　　　　檜垣重臣
　人事委員会委員長　　　平田健正
　代表監査委員　　　　　保田栄一
　選挙管理委員会委員長　小濱孝夫
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職務のため出席した事務局職員
　事務局長　　　　　　　中川敦之
　次長　　　　　　　　　井邊正人
　議事課長　　　　　　　山田修平
　議事課副課長　　　　　岩井紀生
　議事課議事班長　　　　岸裏真延
　議事課主査　　　　　　松田太郎
　議事課主査　　　　　　伊賀顕正
　議事課主事　　　　　　松本　悠
　総務課長　　　　　　　嶋岡真志
　政策調査課長　　　　　神川充夫
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　　午前９時59分
〇議長（岸本　健君）　おはようございます。令和２年４月臨時会の開会に先立ちまして、一言申し上げます。
　新型コロナウイルス感染症は、全国的に拡大を続けており、全都道府県に緊急事態宣言が発出されるなど、国民の生活や経済に甚大な影響を及ぼす危機が続いております。
　県においては、２月13日に県内で陽性患者が確認されて以降、市町村や関係機関と連携し、昼夜を分かたず感染拡大阻止のための様々な対策に取り組まれておりますが、今なお陽性患者が確認されていることなどにより、県民の不安が解消されない状況が続いております。
　和歌山県議会は、県と一体となって、県民に寄り添い、命と健康を守ることを最優先に県民生活の安心・安全に努めてまいります。
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　　午前10時０分開会・開議
〇議長（岸本　健君）　 ただいまから、令和２年４月臨時会を開会いたします。
　これより本日の会議を開きます。
　日程第１、議席変更の件を議題といたします。
　議席の一部を次のように変更いたしたいと思います。
　その議席番号及び氏名を職員に朗読させます。
〇議事課副課長（岩井紀生君）　10番中西峰雄君を11番に、11番秋月史成君を12番に、12番森礼子君を13番に、13番濱口太史君を14番に、14番尾崎要二君を15番に、15番冨安民浩君を16番に、16番川畑哲哉君を17番に、17番玉木久登君を18番に、18番鈴木太雄君を19番に、19番岩田弘彦君を20番に、20番吉井和視君を21番に、21番谷洋一君を22番に、22番佐藤武治君を23番に、23番岩井弘次君を24番に、24番中拓哉君を25番に、25番多田純一君を26番に、26番新島雄君を27番に、27番山下直也君を28番に、28番中西徹君を29番に、29番玄素彰人君を10番に、それぞれ変更。
〇議長（岸本　健君）　お諮りいたします。ただいま朗読したとおり議席を変更することに御異議ございませんか。
　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長（岸本　健君）　御異議なしと認めます。よって、ただいま朗読したとおり議席を変更することに決定いたしました。
　次に日程第２、会議録署名議員の指名を行います。
　今期臨時会の会議録署名議員は、４番堀龍雄君、24番岩井弘次君、36番楠本文郎君の３君を指名いたします。
　次に日程第３、会期決定の件を議題といたします。
　お諮りいたします。今期臨時会の会期は、４月22日及び23日の２日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長（岸本　健君）　御異議なしと認めます。よって、今期臨時会の会期は４月22日及び23日の２日間と決定いたしました。
　この際、暫時休憩いたします。
　　午前10時３分休憩
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　　午前10時59分再開
〇議長（岸本　健君）　休憩前に引き続き、会議を開きます。

　この際、諸般の報告をいたします。

　知事から地方自治法第180条第１項の規定による知事専決処分報告がありました。お手元に配付しておりますので、御了承願います。

　次に、今期臨時会に提出された議案等は、お手元に配付のとおり、議案第89号並びに地方自治法第179条第１項の規定による知事専決処分報告報第１号から報第３号までの計４件であります。

　日程第４、議案第89号並びに知事専決処分報告報第１号から報第３号までを一括して議題といたします。

　まず、当局の説明を求めます。

　知事仁坂吉伸君。

　　〔仁坂吉伸君、登壇〕

〇知事（仁坂吉伸君）　本日、臨時会を招集いたしましたところ、お忙しい中御参集いただきまして、厚く御礼申し上げます。

　さて、このたび緊急に御参集いただきましたのは、新型コロナウイルス感染症対策について御審議をお願いするためでございます。

　世界的に猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症への対応について、本県では感染の拡大防止と県内事業者への支援を２本柱に総力を挙げて対策に取り組んでおります。

　まず、感染の拡大防止について、本県では、早期発見、早期隔離、徹底した感染患者の行動履歴の追跡といった和歌山方式と言われる対策を地道に積み重ね、県内での感染拡大を必死に抑え込んでまいりました。

　しかし、都市部を中心に感染者が急増する中、県内でも感染患者が継続して発生するようになり、４月７日には大阪府をはじめ７都府県を対象に新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令され、４月16日には同法に基づく緊急事態宣言の対象地域が本県を含む全都道府県に拡大されるなど、予断を一切許さない厳しい状況になってまいりました。

　本県では、これまでも県民の皆様に三つの密が重なるような場所への外出自粛などの御協力をお願いしてきましたが、このたびの対象地域拡大の趣旨に鑑み、これ以上の感染拡大を防ぎ、この正念場を一丸となって乗り切るため、改めて県民の皆様に県外との往来の自粛などを強く要請いたしました。

　また、今後への備えとして、感染患者が急増した場合でも医療崩壊を招くことのないよう、重症者等の受入れ可能病床を拡充するとともに、一定程度回復した後は宿泊施設で療養いただく体制を整備するなど、患者の症状や経過に応じた医療提供体制の再編にも取り組みます。あわせて、現場で献身的に尽力されている医療従事者が疲弊することのないよう、負担軽減に向けた環境整備を行ってまいります。

　極めて厳しい状況に直面している地域経済と雇用を何としても守っていくことも必要です。本県では、観光をはじめとする県内事業者の業況悪化を踏まえ、全国のトップを切って県独自の金融支援を行ってまいりました。しかし、感染拡大による経済活動の急速な縮小に伴い、県経済への打撃が一層深刻となってきたことから、さらなる資金繰り対策として、県中小企業融資制度の融資枠を拡大するとともに、売上げが急減した事業者を対象に実質無利子・無担保で県融資制度を御利用いただけるよう支援を拡充するなど、事業者の事業の継続を強力に支援していきます。

　国においても、過去最大の事業規模となる新型コロナウイルス感染症緊急経済対策を盛り込んだ補正予算案が先般閣議決定されました。本県としても、国の緊急経済対策を最大限に活用し、スピード感を持って対応するとともに、事態収束後には一日も早く地域の活気を取り戻し、県経済を復興できるよう対策を進めてまいります。

　世界の状況を見ても、今回の感染症との闘いは長期戦の覚悟が必要です。これからも最大限の緊張感を持ってこの非常事態に立ち向かい、県民の皆様の命と暮らしを守り抜くため、オール和歌山で取り組んでまいります。

　続きまして、ただいま上程されました議案について御説明申し上げます。

　議案第89号は、国の緊急経済対策や県内の感染状況等を踏まえ、一般会計で総額113億9200万円余の補正予算をお願いするものです。

　主なものとして、医療提供体制の強化や感染拡大の防止を図るため、感染症病床及び軽症者や無症状者を受け入れる宿泊施設の確保や、感染患者に対応する医療従事者が宿泊施設に宿泊する場合の宿泊費の支援等に要する経費を計上するほか、中小企業に対する制度融資枠の拡大及び無利子融資制度の創設により資金繰り支援を実施するための経費や、学校休業時においても学習を継続することができるよう、オンライン学習を実施するために必要な環境整備等に要する経費を計上しております。

　次に、知事専決処分報告でございますが、報第１号は、令和元年度和歌山県国民健康保険特別会計補正予算、報第２号は、地方税法の一部改正に伴い、県税条例の一部を改正するもの、報第３号は、地域再生法第17条の６の地方公共団体等を定める省令の一部改正に伴い、和歌山県地方活力向上地域における県税の特別措置に関する条例の一部を改正するもので、いずれも急を要したため、地方自治法第179条第１項による専決処分を行い、その承認をお願いするものです。

　なお、報第１号につきましては、市町村に交付する保険給付費等交付金の推計誤りにより予算に不足が生じ、やむを得ず専決処分を行わせていただいたものであり、このような事態を招いたことについて深くおわび申し上げます。

　最後に、諸報第12号から諸報第15号は、地方自治法第180条第１項の規定に基づく委任専決処分報告です。

　何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
〇議長（岸本　健君）　以上で、当局の説明が終わりました。

　この際、４月１日に就任しました新任者を御紹介申し上げます。

　商工観光労働部長大山　茂君。

　県土整備部長庄司　勝君。

　会計管理者城本　剛君。

　明日も定刻より会議を開きます。

　本日は、これをもって散会いたします。

　　午前11時８分散会