令和元年12月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)
◆ 汎用性を考慮してJIS第1・2水準文字の範囲で表示しているものもあるため、人名等、会議録正本とは一部表記の異なることがあります。人名等の正しい表記については「人名等の正しい表記」をご覧ください。
令和元年12月 和歌山県議会定例会会議録 第1号
議事日程 第1号
令和元年12月3日(火曜日)
午前10時開会・開議
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期決定の件
第3 議案第174号から議案第201号まで(当局説明)
会議に付した事件
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期決定の件
第3 議案第174号から議案第201号まで(当局説明)
第4 休会決定の件
出席議員(42人)
1番 鈴木德久
2番 山家敏宏
3番 中本浩精
4番 堀 龍雄
5番 藤山将材
6番 岸本 健
7番 井出益弘
8番 宇治田栄蔵
9番 北山慎一
10番 中西峰雄
11番 秋月史成
12番 森 礼子
13番 濱口太史
14番 尾崎要二
15番 冨安民浩
16番 川畑哲哉
17番 玉木久登
18番 鈴木太雄
19番 岩田弘彦
20番 吉井和視
21番 谷 洋一
22番 佐藤武治
23番 岩井弘次
24番 中 拓哉
25番 多田純一
26番 新島 雄
27番 山下直也
28番 中西 徹
29番 玄素彰人
30番 谷口和樹
31番 藤本眞利子
32番 浦口高典
33番 山田正彦
34番 坂本 登
35番 林 隆一
36番 楠本文郎
37番 高田由一
38番 杉山俊雄
39番 片桐章浩
40番 奥村規子
41番 尾﨑太郎
42番 長坂隆司
欠席議員(なし)
説明のため出席した者
知事 仁坂吉伸
副知事 下 宏
知事室長 細川一也
危機管理監 森田康友
総務部長 田村一郎
企画部長 田嶋久嗣
環境生活部長 田中一寿
福祉保健部長 宮本浩之
商工観光労働部長 稲本英介
農林水産部長 角谷博史
県土整備部長 髙松 諭
会計管理者 飯島孝志
教育長 宮﨑 泉
公安委員会委員長 中野幸生
警察本部長 檜垣重臣
人事委員会委員長 平田健正
代表監査委員 保田栄一
選挙管理委員会委員長 小濱孝夫
職務のため出席した事務局職員
事務局長 中川敦之
次長 中谷政紀
議事課長 松山 博
議事課副課長 山田修平
議事課議事班長 岸裏真延
議事課主任 保田良春
議事課主査 伊賀顕正
議事課主事 大森圭悟
総務課長 井邊正人
政策調査課長 中平 博
午前10時0分開会・開議
○議長(岸本 健君) ただいまから、令和元年12月定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
今期定例会の会議録署名議員は、11番秋月史成君、22番佐藤武治君、31番藤本眞利子君の3君を指名いたします。
次に日程第2、会期決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から12月19日までの17日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岸本 健君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から12月19日までの17日間と決定いたしました。
この際、暫時休憩いたします。
午前10時0分休憩
午前11時0分再開
○議長(岸本 健君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
この際、諸般の報告をいたします。
知事から地方自治法第180条第1項の規定による知事専決処分報告及び審査請求却下報告が、監査委員から監査報告及び現金出納検査実施結果の報告がありました。いずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
なお、人事委員会から職員の給与等に関する報告及び勧告がありましたが、この写しは既に各議員に送付されておりますので、申し添えます。
次に、今期定例会に提出された議案は、お手元に配付のとおり、議案第174号から議案第201号までの計28件であります。
日程第3、議案第174号から議案第201号までを一括して議題といたします。
まず、当局の説明を求めます。
〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 令和元年12月定例会に御参集いただき、厚く御礼を申し上げます。
それでは、ただいま上程されました諸議案の提案理由を説明するに先立ち、県政の最近の動きについて御説明申し上げます。
まず初めに、さきの台風第19号及び前線による暴風雨では、県内でも防潮護岸の倒壊や農林水産業に被害が発生しておりますが、東日本を中心とした各地で甚大な被害が発生し、多くの方々のとうとい命が失われるとともに、多くの家屋が洪水や土砂災害により被災しました。お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、被害に遭われた地域の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
県といたしましては、県内の被害について早期復旧に取り組むとともに、職員を栃木県と長野県の被災地に派遣し、支援を実施してまいりました。引き続き、復興に向け、被災地の状況に応じた支援を行うとともに、現地での経験を今後の本県の災害対応に生かしていきたいと思います。
11月9日から12日にかけて開催いたしましたねんりんピック紀の国わかやま2019では、県内21市町で27種目の交流大会や健康、福祉、生きがいをテーマとしたさまざまなイベントが行われ、期間中の来場者は当初の見込みを大きく上回る延べ56万人となりました。
総合開会式では、彬子女王殿下の御臨席を仰ぎ、全国から参加した約1万人の選手団が入場行進を行った後、メーンアトラクションでは、本県ゆかりの特別出演者と総勢3300人の県民が一体となり、歌とパフォーマンスで、ねんりん世代の夢と人生を四季折々の歌でつなぐ歌物語を繰り広げることができました。また、多くの県民の方々がボランティアやスタッフとして大会に参加いただき、おもてなしの心を清掃活動や花づくりなどの県民運動という形で進めるとともに、選手団へのサポートに御協力いただきました。
この大会での成果や経験を生かし、令和3年に開催予定のワールドマスターズゲームズ2021関西や紀の国わかやま文化祭2021に向け、県民誰もがスポーツや文化活動を楽しむ環境をつくり上げることで、これからの元気な和歌山の実現につなげてまいります。
11月16日に串本町田原地区でロケット発射場の起工式が行われ、いよいよ民間企業による衛星打ち上げビジネスという夢のある事業が、その実現に向けて本格的に始動いたしました。県議会を初め多くの方々からこの事業に賛同いただき、御協力いただいていることに感謝いたします。県といたしましては、この事業の成功と、事業を契機とした地域の活性化に向け、今後ともしっかりとサポートをしてまいります。
10月15日から19日にかけ、中国山東省及び四川省を訪問いたしました。山東省では、友好提携35周年を記念する会談、祝賀会に出席するとともに、同省の友好都市の代表者を招き開催した山東国際友好都市大会に参加いたしました。また、四川省では、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地を訪問するとともに、現地旅行社を対象とした和歌山観光プロモーションを実施いたしました。
次に、県内で初めてとなる和歌山県人会世界大会を11月24日から4日間開催いたしました。初日の記念式典では、総勢2000名が参加する中、本県の移民の歴史や先人の苦労を県民に広く知っていただくとともに、各県人会に対して、先人の功績をたたえ、特別顕彰盾を贈呈いたしました。さらに、海外県人会から来県された方々には、和歌山ふるさとめぐりツアーに参加いただき、故郷への誇りを高めていただくことができました。
続きまして、令和2年度新政策の方針についてでございます。
来年度の新政策では、本県が抱える課題を解消し、力強い発展を実現するために、重点事項として五つの視点で取り組んでいきたいと考えてございます。
一つ目は、子供を安心して育てる環境を充実する取り組みであります。子育て世帯の希望を十分かなえることができるよう、全国に比べ手厚い子育て環境をさらに磨き上げてまいります。
二つ目は、和歌山における働き手を確保する取り組みであります。労働力不足を解消するとともに、多様で柔軟な働き方ができる社会を目指してまいります。
三つ目は、新産業の創出・先端技術の導入を加速化する取り組みであります。ICT、ロケット、IRといったインパクトのある新産業の創出などについて、チャレンジ精神で果敢に取り組むとともに、産業を取り巻く劇的変化に対応できるよう、県内産業の新しい発展を実現してまいります。
四つ目は、県民の命と暮らしを守る取り組みであります。何よりも守らなければならないのは人命であり、最優先にその対策を実行するとともに、ポイ捨てや不法投棄の抑止を強化することで日常生活の暮らしやすさをさらに高めてまいります。
五つ目は、地域の魅力を高める取り組みであります。本県が将来にわたり発展し続けられるよう、道路ネットワークの早期整備を推進し、人と物の流れを活性化さしてまいります。
今後、具体的な個々の施策について、県議会を初め広く県民の皆様から御意見を承りながら、予算編成の中で検討を深め、2月議会に関連予算を提案さしていただきますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。
続きまして、ただいま上程されました諸議案について、その主なものを御説明申し上げます。
補正予算につきましては、議案第174号において、一般会計で総額6億600万円余の補正予算を計上しております。
主なものとして、県人事委員会からの職員の給与等に関する勧告を踏まえ、給与改定を実施するとともに、CSF、いわゆる豚コレラの感染を防止するため畜産試験場へ野生動物侵入防護柵を設置するほか、台風19号等により発生した土砂災害や海岸漂着物への緊急対応に要する経費を計上しております。
また、IR事業者の公平かつ公正な選定の観点から、いかなる事業者も同条件で土地を取得できるようにするため、IR区域として認定された場合に区域内の民有地を県が購入するための経費等について、債務負担行為の設定をお願いしております。
続きまして、条例案件等について御説明申し上げます。
議案第177号は、知事及び副知事の給与について期末手当の支給割合を改めるもの、議案第178号から議案第181号及び議案第187号から議案第189号は、職員、教育職員、市町村立学校職員及び警察職員について、県人事委員会勧告を踏まえ、給料月額の改定等を行うものです。
次に、議案第183号は、知事の附属機関として、和歌山県特定複合観光施設設置運営事業者選定委員会を設置するもの、議案第185号は、和歌山県公害防止条例等に基づく知事の権限に属する事務の一部を関係市町村が処理することとするとともに所要の改正を行うもの、議案第190号は、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部改正等に伴い、二級建築士試験または木造建築士試験の実施等に係る手数料の額等を改定するとともに所要の改正を行うものです。
次に、議案第191号は建設事業の施行に伴う市町村負担金について、議案第192号は令和2年度中における当せん金付証票の発売総額を決定するもの、議案第193号は訴訟の提起について、議案第194号は和歌山県立こころの医療センターにおける医療過誤に伴う損害賠償額について、議案第195号は平成29年台風第21号により発生した広域農道を含む斜面崩落に伴う損害賠償額について、議案第196号は財産の取得価格の変更について、議案第197号及び議案第198号は公の施設に係る指定管理者の指定について、議案第199号から議案第201号は委託契約等の締結について、それぞれ議決をお願いするものです。
次に、諸報第34号から諸報第42号は、地方自治法第180条第1項の規定に基づく委任専決処分報告です。
最後に、諸報第43号は、手数料の徴収に関する処分についての審査請求を却下したことについて報告するものです。
何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようにお願い申し上げます。
○議長(岸本 健君) 以上で、当局の説明が終わりました。
この際、新任者を御紹介申し上げます。
まず、9月27日、教育委員会の委員に任命同意され、10月4日就任されました田中和子君を御紹介申し上げます。
〔田中和子君、登壇〕
○教育委員会委員(田中和子君) さきの9月県議会におきまして皆様方の御同意をいただき、10月4日、教育委員会の委員に就任いたしました田中和子でございます。
私は、長年にわたり、福祉の現場において、心理判定員、ケースワーカーとして子供の育ちと自立、そして保護者の不安や課題の解消に取り組んでまいりました。また、虐待などにより心のよりどころをなくした子供たちが安心して生活できる居場所づくりにも携わってまいりました。
このような経験を生かし、学校教育はもとより、生涯学習、社会教育についても全力で取り組み、微力ではございますが、和歌山県の教育の発展のため職務を果たしてまいりたいと考えてございます。
何とぞ、御指導賜りますよう、よろしくお願いいたします。(拍手)
○議長(岸本 健君) 次に、10月16日、公安委員会委員長に就任されました中野幸生君を御紹介申し上げます。
〔中野幸生君、登壇〕
○公安委員会委員長(中野幸生君) 去る10月16日付で和歌山県公安委員会委員長に選任されました中野でございます。
委員長として職責を十分に自覚し、これまでの経験を生かし、県警察を管理する公安委員会の代表として職務に精励し、県民の安全と安心の確保に向け全力を尽くす決意でございます。
県議会の皆様には、公安委員会に対する一層の御指導と御支援を賜りますよう心からお願いを申し上げ、簡単ではございますが、委員長就任の挨拶とさせていただきます。(拍手)
○議長(岸本 健君) 次に、9月27日、公安委員会の委員に任命同意され、10月16日就任されました細江美則君を御紹介申し上げます。
〔細江美則君、登壇〕
○公安委員会委員(細江美則君) 去る10月16日付で和歌山県公安委員会委員に任命されました細江美則でございます。
公安委員の任務はまことに重責でありますが、その職責を十分に自覚して、誠心誠意尽力してまいる所存でございます。
県議会の皆様には、何とぞ御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げまして、簡単ではございますが、就任の挨拶とさせていただきます。(拍手)
○議長(岸本 健君) お諮りいたします。12月4日から6日まで及び9日は議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岸本 健君) 御異議なしと認めます。よって、12月4日から6日まで及び9日は休会とすることに決定いたしました。
次会は12月10日定刻より会議を開き、質疑及び一般質問を日程といたします。
本日は、これをもって散会いたします。
午前11時18分散会