令和元年6月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)
◆ 汎用性を考慮してJIS第1・2水準文字の範囲で表示しているものもあるため、人名等、会議録正本とは一部表記の異なることがあります。人名等の正しい表記については「人名等の正しい表記」をご覧ください。
令和元年6月 和歌山県議会定例会会議録 第1号
議事日程 第1号
令和元年6月11日(火曜日)
午前10時開会・開議
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期決定の件
第3 議案第109号から議案第132号まで(当局説明)
会議に付した事件
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期決定の件
第3 議案第109号から議案第132号まで(当局説明)
第4 休会決定の件
出席議員(42人)
1番 鈴木德久
2番 山家敏宏
3番 中本浩精
4番 堀 龍雄
5番 藤山将材
6番 岸本 健
7番 井出益弘
8番 宇治田栄蔵
9番 北山慎一
10番 中西峰雄
11番 秋月史成
12番 森 礼子
13番 濱口太史
14番 尾崎要二
15番 冨安民浩
16番 川畑哲哉
17番 玉木久登
18番 鈴木太雄
19番 岩田弘彦
20番 吉井和視
21番 谷 洋一
22番 佐藤武治
23番 岩井弘次
24番 中 拓哉
25番 多田純一
26番 新島 雄
27番 山下直也
28番 中西 徹
29番 玄素彰人
30番 谷口和樹
31番 藤本眞利子
32番 浦口高典
33番 山田正彦
34番 坂本 登
35番 林 隆一
36番 楠本文郎
37番 高田由一
38番 杉山俊雄
39番 片桐章浩
40番 奥村規子
41番 尾﨑太郎
42番 長坂隆司
欠席議員(なし)
説明のため出席した者
知事 仁坂吉伸
副知事 下 宏
知事室長 細川一也
危機管理監 森田康友
総務部長 田村一郎
企画部長 田嶋久嗣
環境生活部長 田中一寿
福祉保健部長 宮本浩之
商工観光労働部長 稲本英介
農林水産部長 角谷博史
県土整備部長 髙松 諭
会計管理者 飯島孝志
教育長 宮﨑 泉
公安委員会委員長 溝端莊悟
警察本部長 檜垣重臣
人事委員会委員長 平田健正
代表監査委員 保田栄一
選挙管理委員会委員長 小濱孝夫
職務のため出席した事務局職員
事務局長 中川敦之
次長 中谷政紀
議事課長 松山 博
議事課副課長 山田修平
議事課議事班長 岸裏真延
議事課主任 保田良春
議事課主査 伊賀顕正
議事課主事 大森圭悟
総務課長 井邊正人
政策調査課長 中平 博
午前10時0分開会・開議
○議長(岸本 健君) ただいまから、令和元年6月定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
今期定例会の会議録署名議員は、2番山家敏宏君、17番玉木久登君、29番玄素彰人君の3君を指名いたします。
次に日程第2、会期決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から6月27日までの17日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岸本 健君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から6月27日までの17日間と決定いたしました。
この際、暫時休憩いたします。
午前10時1分休憩
午前10時59分再開
○議長(岸本 健君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
この際、諸般の報告をいたします。
知事から地方自治法第180条第1項の規定による知事専決処分報告、予算の繰越使用報告書、法人の経営状況報告書の提出が、教育長から教育委員会事務の点検及び評価報告書の提出が、監査委員から現金出納検査実施結果の報告がありました。いずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
次に、今期定例会に提出された議案は、お手元に配付のとおり、議案第109号から議案第132号までの計24件であります。
日程第3、議案第109号から議案第132号までを一括して議題といたします。
まず、当局の説明を求めます。
〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 令和元年6月定例会に御参集いただき、厚く御礼を申し上げます。
それでは、ただいま上程されました諸議案の提案理由を説明するに先立ち、県政の最近の動きについて御説明申し上げます。
初めに、これまで取り組んできました高速道路等の交通ネットワークの構築やさまざまな産業振興策の充実、大学の誘致や子育て環境の整備など、和歌山県がもう一度発展するための条件が整いつつあります。本年度は、新しい分野にも挑戦し、さらに前進するための新政策を展開してまいります。
高速道路の延伸、道路整備の進展についてでございますが、まず、2019年度国予算において、新宮道路とともに三重県側の紀宝熊野道路も新規事業化され、念願であった紀伊半島一周高速道路の実現に向けた道筋が整うことになりました。また、3月10日には和歌山南スマートインターチェンジ及びそのアクセス道路が供用されるなど、高速道路の利便性向上とともに、県内の道路整備が着実に進展しています。
県議会の皆様を初め、御尽力いただいた全ての方々に心からお礼を申し上げますとともに、大阪・関西万博までに紀伊半島一周高速道路や南紀田辺までの4車化が完成されるよう、県内自治体とともに国や関係機関に働きかけてまいります。
国際交流の推進についてでございますが、去る5月25日から31日にかけまして、多くの県内観光事業者、食品・商工関係事業者等にも御参加いただき、シンガポール、タイ及び香港を訪問し、本県が誇る豊富な観光資源、物産の魅力等を幅広く発信しました。特にタイにおきましては、これまでの政府観光庁、政府工業省に加え、このたび政府商務省とも覚書を結びまして、早速その成果として、日本からの事業者とタイの多くの事業者との間の商談会を行うことができました。
今後も継続的に、これまでに築いてきた人的ネットワーク等を生かして、経済交流や観光客誘致等の分野での互恵的、実質的な交流に取り組んでまいります。
次に、観光客誘致についてでございますが、相次ぐ自然災害に見舞われましたが、早期復旧や誘客促進に取り組んだ結果、昨年の観光入り込み客総数、外国人観光客数ともに平成28年に次ぐ過去2番目の高水準となりました。
本年度は、「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録15周年を記念する特別企画を実施し、さらなる誘客と長期滞在化を推進するとともに、来る7月27日に串本町潮岬にオープンする南紀熊野ジオパークセンターが紀南地域の新たな周遊拠点となるよう準備を進めてまいります。
これらの取り組みに加え、和歌山県への訪問客をふやす取り組みとして、IR・統合型リゾート施設の誘致を進めております。IR整備法に基づく手続を進めるに当たり、幅広い分野の有識者から専門的知識を得るため、先般、有識者会議の設置の発表をいたしました。熱心な事業者の活動も見られるようになりましたが、県としましては、今後、国が公表する特定複合観光施設区域の整備のための基本方針を受けて、実施方針の策定や事業者募集の手続を行うなど、国への区域認定申請に向けた取り組みを着実に進めてまいります。
さらに、去る3月26日、かねてより誘致に取り組んできた小型ロケット射場の建設予定地として、串本町田原地区が選定されることが事業者から発表されました。事業者が目標とする小型衛星による事業が成功することによって、紀南地方が宇宙へのゲートウエーになるという夢のあるプロジェクトが本県で本格的に動き出したことを大変うれしく思っております。
県としましては、わかやま版PFI制度を活用した支援を行うなど、事業者と強固な協力関係を築きながら、このプロジェクトの推進に取り組んでまいります。
次に、ねんりんピック紀の国わかやま2019についてでございます。
6月5日に、大会実施に向けた最終調整となる実行委員会総会、常任委員会を開催するとともに、大会を円滑に運営するため、職員や地域のボランティア延べ4000人で構成する実施本部を設置いたしました。11月9日からの開催に向け、各方面の方々の御協力をいただきながら、大会成功に向けて万全を期してまいります。
続きまして、ただいま上程されました諸議案の提案理由を御説明申し上げます。
初めに、補正予算につきましては、議案第109号において、一般会計で総額263億5100万円余を計上しております。
主なものとして、公共事業関係では、国の「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」等を活用し、幹線道路網の整備や橋梁の耐震補強、河川整備等を進めることとしております。
また、障害者への県単独医療費助成制度において、新たに重度の精神障害者の入院、通院に要する経費を対象とするほか、ワーケーションをさらに推進させるため、国のモデル事業を活用した県外企業向け研修を実施するとともに、和歌山県視聴覚障害者情報提供施設に係る令和2年度以降の指定管理者を公募するための管理経費等について、債務負担行為の設定をお願いしております。
続きまして、条例案件等について、その主なものを御説明申し上げます。
議案第110号及び議案第111号は、工業標準化法の一部改正に伴い、和歌山県情報公開条例等の一部を改正するもの、議案第112号は、人事院規則の改正を踏まえ、豚コレラの患畜に係る業務等を防疫業務等手当の支給対象に追加するもの、議案第113号は、地方税法の一部改正に伴い、法人事業税の税率の引き下げを行うとともに自動車税の種別割の税率の引き下げ等を行うなど、県税条例の一部を改正するものです。
次に、議案第114号及び議案第115号は、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律及び漁業法の一部改正に伴い、選挙長等の受ける報酬の額を改めるなど所要の改正を行うもの、議案第116号は、南紀熊野ジオパークセンターを設置するための条例を制定するもの、議案第118号は、天災その他の理由により和歌山競輪場で競輪を開催できないと認めるときに、和歌山競輪場以外の競輪場において開催することができるよう所要の改正を行うもの、議案第120号は、文化財保護法が改正され、文化財の保存活用制度等が見直されたことに伴い、県指定文化財に係る保存活用計画の認定等に関し必要な事項を定めるほか、指定文化財を損壊した者等に対する罰則を強化するなど、所要の改正を行うものです。
次に、議案第122号は建設事業施行に伴う市町村負担金について、議案第123号は訴訟の提起について、議案第124号及び議案第125号は和解について、議案第126号から議案第129号は財産の取得について、議案第130号は権利の放棄について、議案第131号及び議案第132号は工事請負契約等の締結について、それぞれ議決をお願いするものです。
最後に、諸報第14号は、地方自治法第180条第1項の規定に基づく委任専決処分報告であり、諸報第15号から第17号は、平成30年度予算の繰越使用報告及び予算の事故繰越使用報告です。
このほか、法人の経営状況を説明する書類を別途提出しております。
何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(岸本 健君) 以上で、当局の説明が終わりました。
お諮りいたします。6月12日から14日まで及び17日は議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岸本 健君) 御異議なしと認めます。よって、6月12日から14日まで及び17日は休会とすることに決定いたしました。
次会は6月18日定刻より会議を開き、質疑及び一般質問を日程といたします。
本日は、これをもって散会いたします。
午前11時12分散会