令和元年9月 和歌山県議会定例会会議録 第1号(全文)
◆ 汎用性を考慮してJIS第1・2水準文字の範囲で表示しているものもあるため、人名等、会議録正本とは一部表記の異なることがあります。人名等の正しい表記については「人名等の正しい表記」をご覧ください。
令和元年9月 和歌山県議会定例会会議録 第1号
議事日程 第1号
令和元年9月10日(火曜日)
午前10時開会・開議
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期決定の件
第3 議案第134号から議案第164号まで(当局説明)
会議に付した事件
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期決定の件
第3 議案第134号から議案第164号まで(当局説明)
第4 休会決定の件
出席議員(42人)
1番 鈴木德久
2番 山家敏宏
3番 中本浩精
4番 堀 龍雄
5番 藤山将材
6番 岸本 健
7番 井出益弘
8番 宇治田栄蔵
9番 北山慎一
10番 中西峰雄
11番 秋月史成
12番 森 礼子
13番 濱口太史
14番 尾崎要二
15番 冨安民浩
16番 川畑哲哉
17番 玉木久登
18番 鈴木太雄
19番 岩田弘彦
20番 吉井和視
21番 谷 洋一
22番 佐藤武治
23番 岩井弘次
24番 中 拓哉
25番 多田純一
26番 新島 雄
27番 山下直也
28番 中西 徹
29番 玄素彰人
30番 谷口和樹
31番 藤本眞利子
32番 浦口高典
33番 山田正彦
34番 坂本 登
35番 林 隆一
36番 楠本文郎
37番 高田由一
38番 杉山俊雄
39番 片桐章浩
40番 奥村規子
41番 尾﨑太郎
42番 長坂隆司
欠席議員(なし)
説明のため出席した者
知事 仁坂吉伸
副知事 下 宏
知事室長 細川一也
危機管理監 森田康友
総務部長 田村一郎
企画部長 田嶋久嗣
環境生活部長 田中一寿
福祉保健部長 宮本浩之
商工観光労働部長 稲本英介
農林水産部長 角谷博史
県土整備部長 髙松 諭
会計管理者 飯島孝志
教育長 宮﨑 泉
公安委員会委員長 溝端莊悟
警察本部長 檜垣重臣
人事委員会委員長 平田健正
代表監査委員 保田栄一
選挙管理委員会委員長 小濱孝夫
職務のため出席した事務局職員
事務局長 中川敦之
次長 中谷政紀
議事課長 松山 博
議事課副課長 山田修平
議事課議事班長 岸裏真延
議事課主任 保田良春
議事課主事 大森圭悟
総務課長 井邊正人
政策調査課長 中平 博
午前10時0分
○議長(岸本 健君) おはようございます。令和元年9月定例会の開会に先立ちまして、一言申し上げます。
去る8月下旬、九州北部で発生した集中豪雨は、佐賀県を中心に大きな被害をもたらしました。
ここに、災害により亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
8年前、本県における紀伊半島大水害により、我々は甚大な犠牲を払いました。私たち和歌山県議会といたしましては、近い将来、発生が懸念される南海トラフ巨大地震等に備え、過去の教訓を踏まえつつ、災害に強い県土づくりに努めてまいります。
午前10時0分開会・開議
○議長(岸本 健君) ただいまから、令和元年9月定例会を開会いたします。
これより本日の会議を開きます。
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
今期定例会の会議録署名議員は、9番北山慎一君、18番鈴木太雄君、30番谷口和樹君の3君を指名いたします。
次に日程第2、会期決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から9月27日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岸本 健君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から9月27日までの18日間と決定いたしました。
この際、暫時休憩いたします。
午前10時1分休憩
午前10時59分再開
○議長(岸本 健君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
この際、諸般の報告をいたします。
知事から地方自治法第180条第1項の規定による知事専決処分報告、法人の経営状況報告書、公立大学法人和歌山県立医科大学平成30事業年度の業務実績に関する評価結果、環境白書、健全化判断比率及び資金不足比率報告書の提出が、監査委員から監査報告及び現金出納検査実施結果の報告がありました。いずれもお手元に配付しておりますので、御了承願います。
次に、今期定例会に提出された議案は、お手元に配付のとおり、議案第134号から議案第164号までの計31件であります。
日程第3、議案第134号から議案第164号までを一括して議題といたします。
まず、当局の説明を求めます。
〔仁坂吉伸君、登壇〕
○知事(仁坂吉伸君) 令和元年9月定例会に御参集いただき、厚く御礼を申し上げます。
それでは、ただいま上程されました諸議案の提案理由を説明するに先立ち、県政の最近の動きについて御説明申し上げます。
まず初めに、お盆期間に四国の西端から中国地方を縦断した台風第10号の県内の影響につきましては、人的被害はなかったものの、県内の一部地域において暴風や豪雨による農作物の倒伏や落果、農地・農業用施設・林道の損壊、鶏舎水没などが発生し、農林水産業に被害をもたらしました。
被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、現場の最前線で災害を食いとめるために御尽力いただきました関係者の方々に敬意を表します。引き続き、災害に備えた県土の強靱化に全力を挙げて取り組んでまいります。
次に、人口減少対策でございます。
大きな課題である人口減少対策として、従前から実施している多子世帯への保育料等の無償化や在宅育児支援に加え、10月からは国の施策により3歳から5歳までの全ての子供の保育料等が無償化されます。県といたしましては、国が実施する制度を取り入れながら、引き続き県独自の手厚い子育て支援を進めてまいります。
さらに、若年人口の流出を食いとめるため、高校生の県内就職を促進する取り組みを進めてきた結果、文部科学省の調査による昨年度の新規高卒就職者の県内就職率は上昇し、調査が開始された昭和51年度以降で2番目の高い水準になるとともに、町なかへの大学誘致を進めたことにより、高校生の県外大学・短大への進学者割合が下がり、42年ぶりに全国ワースト1位を脱することができました。
引き続き、これまでの2大学に加え、来年4月にリハビリテーション医療人材の養成機関となる宝塚医療大学和歌山保健医療学部が和歌山市内に開校予定であり、さらに大学進学者の県外流出を抑えることを期待しています。
次に、潜在力を生かし力強い発展を実現する取り組みについてであります。
和歌山県が持つ潜在力を生かす取り組みとして、南紀熊野ジオパークの地質や地形が世界的に見ても誇るべき価値の高いものであることを発信するとともに、ユネスコ世界ジオパーク認定に向けた学術研究や教育普及を推進する拠点として7月27日にオープンした南紀熊野ジオパークセンターの機能をさらに充実させてまいります。
また、これまでの観光客に加え、IT企業の誘致等によりビジネス客が増加している南紀白浜空港につきましては、今後の利用客増加にも対応できるよう、10月27日より羽田空港を結ぶ定期便のうち朝夕2往復の機材が大型化されることになり、割引運賃もさらに安くなりました。引き続き利用の促進に取り組むとともに、国際化に向けたターミナルビルの整備等を進めてまいります。
さらに、本県が力強い発展を実現するための新たな産業となり得る統合型リゾート、いわゆるIRの誘致につきましては、今後、国が決定する特定複合観光施設区域の整備のための基本方針を受け、速やかに実施方針の策定や事業者募集の手続などを行うとともに、IR誘致に関する有識者会議等での意見を踏まえた、よりよい区域整備計画の作成に向けた取り組みを進めてまいります。
次に、全国や世界の方々との交流であります。
いよいよ、本県で初の開催となるねんりんピック紀の国わかやま2019まで残すところ60日となりました。総合開会式では、本県ゆかりの特別出演者と県民が一体となって、歌とパフォーマンスで本県の魅力を全国に発信できるよう、全力で取り組んでまいります。
この大会を県民の皆さんが幾つになっても健康で生きがいを持ち続けることの大切さを共有できる契機とするとともに、全国から来県される1万人を超える選手団の方々を県民総参加で温かくお迎えしたいと思います。
次に、世界各国や日本各地で活躍されている和歌山県人の方々と県在住の我々との交歓を深め、県民に本県の移民の歴史に対する理解を深めていただくために、11月24日から4日間、和歌山県人会世界大会を初めて開催します。国内外の県人会から約500人の皆さんをお迎えし、ふるさとめぐりツアーなどを通じて、ふるさとを離れた方々が故郷への誇りを高める機会にしたいと思います。
続きまして、ただいま上程されました諸議案の提案理由を御説明申し上げます。
初めに、補正予算につきましては、議案第134号において、一般会計で総額7億6700万円余を計上しております。
主なものとして、国の幼児教育・保育無償化に伴い実費負担となる保育所の副食費について、新たな経済的負担が発生しないよう、国制度に加えて助成を行う市町村を支援するとともに、幼稚園等についても同様の支援を行うための経費、田辺市で発生した大規模な斜面崩落により通行どめとなった県道を迂回する仮設道路設置のための経費、台風第10号等により発生した土砂災害や海岸漂着物への緊急対応に要する経費を計上しております。
続きまして、条例案件等について、その主なものを御説明申し上げます。
議案第136号、議案第147号、議案第148号及び議案第154号は、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、成年被後見人等を資格、職種等から一律に排除する欠格条項等、権利の制限に係る措置の見直しを行うとともに、所要の改正を行うものです。
次に、議案第135号、議案第137号から議案第139号、議案第143号、議案第145号、議案第146号及び議案第149号から議案第152号は、地方公務員法及び地方自治法の一部改正に伴い、会計年度任用職員の受ける給与の額等について定める条例を制定するとともに、所要の改正を行うものです。
次に、議案第153号は、天皇の退位等に関する皇室典範特例法の施行に伴い、警察職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正するものです。
次に、議案第155号は建設事業の施行に伴う市町村負担金について、議案第156号は和解案の受諾について、議案第157号は調停の成立について、議案第158号は財産の取得について、議案第159号から議案第161号は権利の放棄について、議案第162号は工事請負変更契約の締結について、それぞれ議決をお願いするものです。
また、議案第163号及び議案第164号は、平成30年度の歳入歳出決算及び公営企業決算について認定を求めるものです。
次に、諸報第18号から諸報第33号は、地方自治法第180条第1項の規定に基づく委任専決処分報告です。
このほか、法人の経営状況を説明する書類、公立大学法人和歌山県立医科大学の業務実績に関する評価結果報告書、環境基本条例に基づく年次報告書及び地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく健全化判断比率等の報告書を別途提出しております。
何とぞ、御審議の上、御賛同賜りますようにお願い申し上げます。
○議長(岸本 健君) 以上で、当局の説明が終わりました。
この際、新任者を御紹介申し上げます。
6月27日、人事委員会の委員に選任同意され、7月14日、委員に就任されました山本明史君を御紹介申し上げます。
〔山本明史君、登壇〕
○人事委員会委員(山本明史君) 7月14日付で人事委員会委員に選任されました山本でございます。
もとより微力ではございますが、委員としての職務に誠心誠意取り組んでまいる所存でございます。引き続き、皆様方の御指導、御鞭撻、どうぞよろしくお願い申し上げます。
簡単ではございますが、就任の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(岸本 健君) 次に、事務局長から新任者を紹介させます。
○事務局長(中川敦之君) 御紹介申し上げます。
まず、県土整備部。港湾空港局長山岸陽介君。
次に、警察本部。警務部長荒谷誠之君。
次に、選挙管理委員会事務局。事務局長山中浩太郎君。
以上でございます。(拍手)
○議長(岸本 健君) お諮りいたします。9月11日から13日までは議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岸本 健君) 御異議なしと認めます。よって、9月11日から13日までは休会とすることに決定いたしました。
次会は9月17日定刻より会議を開き、質疑及び一般質問を日程といたします。
本日は、これをもって散会いたします。
午前11時13分散会