路上や植え込みで野鳥のヒナを見つけた場合は

路上や植え込みで野鳥のヒナを見つけた場合は

路上や植え込みで野鳥のヒナが「落ちている」のを見つけたら、迷子か弱っていると思い、つい手をさしのべたくなるでしょう。
でも、ちょっと待ってください。助けてあげたいと思う気持ちが、野生動物にとって「大きなお世話」になっていることもあります。

  • 羽毛の生えそろった巣立ちビナを見つけた時
    ヒナ鳥は巣立ちの時期をむかえても、すぐに巣から飛び立てるわけではありません。巣立ちビナは巣立ちしてからも親鳥としばらく一緒にいていろんな事を学びながら一人前になっていきます。親鳥の姿が見あたらなくても、親鳥とヒナは鳴き声でコミュニケーションをとっています。人目につくところや、交通量の激しいところにいるヒナは近くの木があるようなところにおいてやって下さい。ネコなどの外敵が近くにいるなら追い払ってやって下さい。心配だからといって、そばで「見守る」のは禁物です。親鳥がそばにいても人が近くにいるとヒナに近づけません。遠くから様子をうかがって下さい。
  • 羽毛の生えそろっていない巣立ち前のヒナを見つけた時
    巣の場所がわかるなら、そっと巣に戻してあげましょう。巣が壊れている場合には、巣のあった場所にカップラーメンの容器等軽い素材のものを利用して仮の巣を作る工夫をしてみて下さい。(保温のために、中にはティッシュペーパーを入れてやって下さい。)

(注意)ヒナにさわる場合は、手袋をするなどして安全や衛生に気をつけましょう。

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