知事記者会見 2025年8月19日
知事記者会見
記者会見での発表事項等を紹介します
2025年8月19日 記者会見室
知事のトルコ共和国訪問
今日の記者会見の発表事項は2つ、それから話題事項が1つです。まず、知事のトルコ共和国訪問です。オスマン帝国の軍艦エルトゥールル号の海難事故からちょうど135周年を迎えまして、トルコに行ってまいりました。ちょうど期を同じくして、イラン・イラク戦争時のトルコ航空機による邦人テヘラン脱出から40周年を迎えたことを受けまして、さらに串本町とメルシン市の姉妹都市縁組から50周年が経ちます。全部5年ごとの周年行事になるのですが、それを機会に(串本町の)田嶋町長と一緒に8月3日から8月7日の日程でトルコ共和国に行ってまいりました。まず、首都のアンカラですが、トルコ共和国において日本との友好交流に積極的に取り組んでいる公益財団法人土日基金、トルコの「土」に日本なのですが、覚書を交わしました。何の覚書かと言いますと、青少年交流を目的とした覚書です。どんなことを勉強するのかというと、津波とか地震に対する防災の知見を高める、それから両国の文化理解、そのようなことを促進するために覚書を締結いたしました。135年とか40年とか経っているのですが、これからのことも大事ですので、そのような覚書を交わすことによって、これからの青少年がトルコと和歌山とを繋ぐ架け橋になっていただけると思いまして、そういう覚書を締結しました。イスタンブールでは、いわゆるテヘランの脱出のときにお世話になりましたトルコ航空本社を訪問しまして、同社CEOと友好交流についての幅広い意見交換を行いました。また青少年の交流にも一肌脱いでくれるやもしれません。また、エルトゥールル号関連の展示がされている海事博物館、そういったところでもエルトゥールル号に関する説明を受けました。メルシン市も行ってまいりまして、メルシン(県)知事、それから(メルシン)市長との交流を行うなど意見交換を行いまして、市内にあるアタチュルク公園において、串本と同じような慰霊碑があるのですが、それに献花を行って記帳を行ってまいりました。以上がトルコ共和国訪問の中身です。
『和歌山県eスポーツフェスタ「きら★スポ」Fall 2025』を開催します
続きまして、『和歌山県eスポーツフェスタ「きら★スポ」Fall 2025』を開催いたします。これにつきましては、和歌山県が取り組んでいる「eスポーツわかやま推進プロジェクト」の一環として、こどもから高齢者まで幅広い世代がeスポーツを体験できるイベント『和歌山県eスポーツフェスタ「きら★スポ」Fall 2025』をアドベンチャーワールドで開催いたします。今年が初めての開催になります。日時は10月13日月曜日の祝日で、内容は資料のとおりです。eスポーツは年齢、性別、障害の有無(等)に関係なく誰もが参加でき交流できることから、県では地域活性化を図る手段の1つとして推進しております。昨年度、高校の部活動で(eスポーツ)体験をスタートいたしましたが、一般の方にもeスポーツの楽しさというのをぜひ知っていただきたい、効果を知っていただきたいということで、このようなイベントを開催することになりました。本日より参加を受け付けておりますので、皆様方のご参加をお待ちしております。
ゲームクリエイターのためのオンラインコミュニティ『Game Grove X』の開設とキックオフイベントの開催について
資料3(PDF形式 1,165キロバイト)
それから話題事項ですが、ゲームクリエイターのためのオンラインコミュニティ「Game Grove X」の開設とキックオフイベントの開催についてです。既に資料提供しているのですが、この度、令和7年度「和歌山デジタルクリエイティブ拠点創出事業」の一環として、ゲームクリエイターのためのオンラインコミュニティ「Game Grove X」を開設しまして、8月1日金曜日より参加者を募集しておりますので、重ねてお知らせいたします。また、参加希望者向けにキックオフイベント「GGXゲームクリエイターMeetup」を9月6日土曜日に開催いたしますので、併せてお知らせいたします。本取組はゲームクリエイター同士が交流し、創造的な活動の基本となる感性と知性を高めあうことで、和歌山の新しい若者文化を国内外に発信しながら、地域経済の発展やイノベーションの促進を目指すものです。興味のある方にはぜひ、ご参加いただきたいと思います。和歌山県(では)若者がどんどん流出するという流れがあるのですが、インターネットの世界であればどこにいても一緒じゃないかという考え方があるのですが、それはそれでも、やはりオンラインの上でのコミュニティというのを実際に和歌山で発信していこうということで、和歌山がいわゆるゲームの世界でも先進県になれないかということで、こういうイベントを開催することにいたしました。
質問と回答
産経:発表項目外の質問になりますが、2点お願いします。1点は、(知事のトルコ)渡航前に和歌山県に対して津波警報が出て、それから2週間ぐらい経っているのですが、このときの対応について直後に知事にお話も聞きましたが、その後何か検証もしくは市町村との連絡事項、防災体制で何か変わったこと、課題というものが出てきたのでしょうか。もう1点はトルコに行かれたときに、トルコも地震大国でいろんな災害が多い国だと思うのですが、そういうような災害についての何か話とかは出ませんでしたでしょうか。以上2点お願いします。
知事:カムチャツカ半島の地震に関しての総括的な話になるのですが、市町村が沿岸地域に避難を呼びかけました。多くの県民の方が指定の避難所とか一時避難場所へ避難いたしました。その避難というのは、避難をした方々、それから避難をする途中という意味で1つ2つ課題がありまして、やはり避難における熱中症というのが何人かあった。それはこれからの課題になるというのと、自動車で避難をしたということで、やはり少し渋滞が起こったということがありました。そういったことを踏まえまして、熱中症対策につきましては、今回の場合は割とクーラーの付いているところに避難された方が多かったのですが、これがもっとたくさんの方が避難してくるとそういうわけにはいかなくなるので、もっと熱中症対策が必要になるだろうということが課題となっています。これは一般的にそうなのですが、熱中症対策をしながらそれぞれ皆さん方が避難していただきたいということと、県としては、市町村に対して何とか空調設備があるような場所を(避難所、)避難場所として指定していっていただきたいということをお願いしているところであります。そういったことを市町村にも、それから県民の皆さんにも周知していきたいと思っています。それから、自動車なのですが、これは場合場合によると思います。自動車で避難しないといけない場合というのが結構出てくるかもしれないのですが、基本はやはり原則徒歩で避難してくださいというのが鉄則というかありますので、ぜひそういうことを守っていただきたいと思います。ただ場合によっては、どうしても徒歩では間に合わないとか、そういうことがある場合はどうしようもないと思いますので、そこはやはり適宜きちんと考えていただけたら一番良いのかな(と思います)。ただ、基本は徒歩でお願いしたい。こういうことが一応反省の事項としてあがっています。前に毎日新聞さんからも質問があったのかな(7月30日の第2回和歌山県災害対策本部会議終了後の知事記者会見)。避難指示対象人数というのが、(約)37万人であったということなのですが、実際に避難された方は(約)5,800人ということだったので、この差はどうなるのかということだったのですが、それにつきましても、いわゆる避難所へ行った人は(約)5,800人だったのですが、避難場所(の避難者数)というのは把握ができていないというのもありまして、かなりの方が避難場所へは行っているのだろうと思います。ただ、それも不十分であると思いますので、もっと危機感を持って皆さんに対応していただけたらということを呼びかけていきたいと思います。とにかく揺れなかったというのが1つの安心でもあるとは思うのですが、危機意識の高い方は早速に高台へ逃げたり避難所に行っていただいたりしておりますので、やはりそういうことを見本にしていただいて避難していただきたいと思います。
それからトルコについてなのですが、先ほども申し上げましたように公益財団法人土日基金と青少年交流(に関する意見交換)をした中でも、地震とか津波対策というのは一番重要な教育内容ということで、(今後)両者(の青少年が)行き来をする。どのぐらいの規模で行き来するかというのはわからないのですが、そのようなことをまずは津波・地震対策のことを勉強しながらということも十分、もちろん文化とか、そういったことも勉強するのですが、そういうことも考えております。それから、そこかしこでいろいろ話をしておりますので、トルコの政府とも話をしたときには、やはりこちらも地震大国だということで、地震に対するお互いの知見というのを持ち合いましょうというような話は行いました。
時事通信:発表項目外になるのですが、先日、全国知事会の次期会長に長野県の阿部知事が当選されましたが、それに対する受け止めと阿部知事に期待したいことなどがあればお願いします。
知事:私は確か、今回の会長選挙についての選挙管理者になっています。選挙管理者というのは一番新しい知事がなるそうなのです。1人だけなのですが、私が一番新しいということでなったようなのですが、なったからといって別に、もう今回は(阿部知事が全国知事会会長の)内定者ということで案内も来ていますので、期待したいところといたしましては、やはり全国知事会の会長って大変なのです。特に事務方さんも大変だろうなと思って、そういう事務方さんを抱えていろんなことを調査とかしていかないといけないというのは本当に大変なことだと思うのですが、それの先頭に立っていただけるということは本当にまさに敬意を表したいと思います。そして、和歌山県のみならず、どの県もそうなのですが、人口減少とか少子高齢化という多くの課題を抱えておりますので、そういう地方が抱える課題について国に対して物申すという形でしっかり意見を述べていただけるということで阿部会長には大変期待しております。
NHK:先ほどの津波警報の検証の話にまた戻ってしまうのですが、まず1つ目の課題の熱中症対策に関しては、これは今後、市町村に対して体育館などの避難所に空調設備の設置を呼びかけていくという理解でよいでしょうか。
知事:もちろんそれは究極的な話になるのですが、基本はやはり暑さ対策がなされているかということと、それから避難場所では日陰の場所がきちんとありますかとか、飲料水がきちんと揃えられていますかとか、そういったことから始めるのだろうと(思います)。それは究極的にはもちろん空調(のある)施設があれば一番良いのですが、今のところそんなにたくさんあるわけでもないので、まずは飲料水とか日陰とかそのようなものが用意されているかということからお願いしていきたい。本当に段階的にずっとお願いをすると思うのですが、やはりこれから本当に熱中症対策というのは喫緊の課題だろうと思っています。
NHK:それから2つ目の課題の自動車で避難した方がいて渋滞が起きたということに関連してなのですが、基本は徒歩避難ということですが、やはり体が不自由で徒歩で避難できない方というのもいらっしゃると思うのですが、そういう方の避難に関しては、今後さらに検証を進めていかれるのでしょうか。
知事:今回の課題を受けて、地域に応じてもありますし、それぞれの避難する方の体調というか、そういった方がどういう方かということも含めて、昔からもそうなのでしょうが、1人1人どういうふうに逃げるんだということをまず検証していきながら取り組んでいくのが今までのやり方だと思いますので、そういったことを1つ1つ積み上げながら取り組んでいくのだろうと思います。
NHK:これからも引き続き行っていく検証というのは、最終的にはどういった形でかまとめて公表されたりするのでしょうか。
知事:まとめて発表するかということですか。
NHK:どのような形で検証して、どういった形で最終的にまとめるとか何かありましたらお願いします。
防災企画課長:検証は今、市町村などで行っておりますので、それについては特に公表というよりはガイドライン等で改正して取り組んでいくというような形を考えております。
NHK:ガイドラインを新しく作るということなのですか。
防災企画課長:今ある避難所のガイドラインなどを改正するというような形で考えております。
毎日:避難所の熱中症対策の話なのですが、今回の(津波)警報の際に、その高台にある民間施設とか商業施設とかに一時的に向かって過ごされている方とかもいらっしゃったと思うのですが、そういった民間との今後の協力の必要性などお考えがあればよろしくお願いします。
知事:もちろん民間の避難所へ避難ができるのであれば、例えば、産直市場よってってさんが(上富田町)南紀の台に大きな建物を建ててくれたりしていますが、そのようなところとも提携しながらできればやっていきたいと思っていますし、他に何か防災企画課からありますか。
防災企画課長:今、知事がおっしゃられたように、高台である程度広い場所が確保されているところなどと協力しながら避難場所などの確保を考えていきたいと思っております。
共同通信:トルコ訪問に関してなのですが、トルコ訪問が知事として一応今回初めての海外への訪問だったと思うのですが、初めて知事として海外に行っていろんな人に会って、いろいろやり取りとかしたと思います。それの率直な所感と、岸本前知事とかも販路拡大とかパンダ関連で訪米とか訪中とかいろいろなところに行かれていましたが、今後、宮﨑知事として国際交流にどのように臨んでいきたいか知事としてというのを教えてください。
知事:(知事として)初めてのトルコ訪問ということで緊張しながら行ったのですが、本当に皆さん方、トルコってすごく和歌山に対して、日本人に対しても非常に親密な感覚を持っていただいていて、大変歓迎していただいて、手応えがあったという感覚がありました。いろんな方とお話をした中で、やはりエルトゥールル号の話というのはみんなよく考えていただいていまして、テヘランの話もさらにそういう話があったということで、より(親密な感覚が)深くなっている。そこへやはり大事なのは、青少年との交流をまた始めようということで、公益財団法人土日基金と今回覚書を交わしたことを各政府側とか、いろんなところで話をしますと本当に良いことだということで非常に後押ししていただけるような雰囲気もありましたので、非常に良かったと思います。ただ2泊4日で少ししんどかったかなとは思うのですが、寝る時間がないぐらい一生懸命頑張って参りました。3都市を回ってきたということで、13年ほど前に商工観光労働部でトルコに1回行ったことあるのですが、そのときからするとすごく変わった、やはり発展しているというのをすごく感じました。そういう意味で経済交流とかもこれからやっていける国だと思ったので、それもまた今後考えていきたいと思います。これからなのですが、海外交流は非常に手応えもあって何とか成果を出していきたいとは思うのですが、少しずつ成果も出ているところもあるので、同じように続けていけたらと思います。ただ一辺倒にならずに、どこへ行くかということを慎重に選びながらやっていきたいと(思います)。私だけではなくて、他の方がどんどん行くというのも大事なことなので、海外交流をこれからもできるだけ進めていきたいと思います。
NHK:そのトルコ訪問に関連してなのですが、トルコ航空会社の幹部との意見交換の中で、例えば白浜空港に関する話が出たのかなど、少し詳細について教えていただけるとありがたいです。
知事:まずは関空直行便が就航(再開)しましたということと、ANAなのですが羽田との直行便が順調に進んでいますということで、今日本にとってトルコも非常に注目されているということもあって、和歌山への飛行機については(熊野白浜リゾート空港の滑走路が)2,500mもないので今のところは難しいのですが、これからいろいろ努力していきますという話は少ししました。その中でいろんなことを向こうの方からも提案していただけたし、非常に実りのあった会かなと思います。
NHK:例えばどんな提案があったのでしょうか。
知事:例えば青少年交流のときに、旅費を(トルコ航空が)持ってくれたらありがたいですみたいな話を、これは少し冗談めかして言うのですが、それはいいですねみたいな感じの話はしていただいたので、これからもし、あわよくば詰めていけたらいいと思っています。