知事記者会見 2025年7月17日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

2025年7月17日 記者会見室

 
 記者会見の前に、昨日からずっと雨が降っております。大変ひどい雨で、和歌山市で時間雨量55mmを記録するなど、本日未明から大雨が続いています。JRや南海電鉄の一部が運休・運転見合わせ、道路に関しましても一部冠水している地域がありまして、そのような地域があるのですが、現在のところ、人や住居で被害は確認されておりません。今後の雨の状況次第では、河川の急激な増水などの恐れもあります。今日1日ずっとまだ雨が降りますので、ぜひ皆様方におかれましては、周辺の状況が悪化する前に、早めの避難ができるよう、ご準備をお願いしたいと思います。

第1回「在外和歌山県人会 次世代リーダーズの集い」開催

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 それでは、今日の記者会見の項目ですが、発表事項が3つです。まず1つ目は、第1回「在外和歌山県人会 次世代リーダーズの集い」の開催です。これにつきましては、7月26日から8月2日の日程で、「在外和歌山県人会 次世代リーダーズの集い」を初めて開催いたします。これまでも県では、各県人会の記念式典への訪問団派遣や、5年に1度開催される「和歌山県人会世界大会」を通じて、交流を深めてまいりました。今回、在外県人会の若手世代の育成と、県内の青少年への郷土教育を目的に開催いたしまして、在外県人会の13名と、県内の高校生5名が参加いたします。参加者は県内外の移民関係施設や教育施設、それから企業を訪問し、郷土学習を行い、学んだことをもとに在外県人会との交流の活性化に向けたアイデアを出し合い、プレゼンテーションを行います。なお、優れたプレゼンを行った県内高校生2名には、今年創立40周年を迎えるメキシコ和歌山県人会の記念式典に出席する機会が提供されます。この事業を通じて、在外和歌山県人会と和歌山県の青少年が「ふるさと和歌山」への思いを深め、和歌山県と在外県人会の将来を担ってくれることを期待しております。

世界的建築家・隈研吾氏が、和歌山県の「東京2025世界陸上競技選手権大会」フランス代表事前キャンプスペシャルサポーターに就任

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 それから2つ目、世界的建築家の隈研吾さんが、和歌山県の「東京2025世界陸上競技選手権大会」フランス代表事前キャンプスペシャルサポーターに就任します。これにつきましては、和歌山県は世界的建築家の隈研吾さんと、全国都道府県で初めてとなります包括連携協定を締結しております。隈さんは、国立競技場の設計に携わっておりまして、フランスをはじめ世界各国で活躍する国際的な建築家であります。和歌山県は、9月に開催される「東京2025世界陸上競技選手権大会」のフランス代表の事前キャンプを受け入れるにあたりまして、本日付けで隈研吾さんに「フランス代表事前キャンプスペシャルサポーター」にご就任いただきました。隈研吾さんには、その豊富な知見や高い国際的な知名度を生かして、フランスに向けて、和歌山県の魅力を発信する活動にご協力いただきます。活動予定は、歓迎セレモニーでの応援メッセージ発信、国立競技場でのフランス代表団に対する激励です。このスペシャルサポーターの任期は、令和7年7月17日から令和7年9月21日までです。歓迎セレモニーについては、詳細が決まり次第お知らせいたします。

株式会社八雲ソフトウェアが和歌山市に新オフィスを開設-7月28日に進出協定調印式を行います-

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 次に、株式会社八雲ソフトウェアが和歌山市に新オフィスを開設、7月28日に進出協定の調印式を行います。八雲ソフトウェアですが、島根県に本社を置く株式会社でありまして、和歌山市に新オフィスを開設いたします。こちらの会社は、多様な分野のシステム開発を手掛けておりまして、近年ではサイボウズ社のkintone(ノーコードでアプリが作れるクラウドサービス)のプラグイン制作など、顧客が求める業務環境の実現に向けたDX事業にも力を入れております。現在、島根、東京で行っている開発業務の拡大や支援サービスの全国展開を行うにあたり、新たな拠点として和歌山を選んでいただきました。和歌山県におけるIT人材の雇用創出や育成、それから県内DXの推進にも期待が寄せられる企業であります。7月28日月曜日ですが、知事室で進出協定の調印式を行いますので、ぜひご取材いただきたいと思います。

質問と回答

NHK:1項目目の在外和歌山県人会(次世代リーダーズ)の集いについてですが、集まられるのは基本的に和歌山県にゆかりのある方で、二世とか三世ぐらいの世代なのかということと、年齢の幅もわかれば教えていただきたいです。

国際課長:参加される方は、主に三世、四世が中心となっておりまして、最年少の方は16歳、最年長が39歳となっております。

NHK:それぞれの国でそれなりの地位を占め、その地に溶け込んで暮らしていらっしゃる三世、四世のさらに上の世代のご子孫の方が、ふるさと和歌山に来られるということですが、それについて、定期的に会議(和歌山県人会世界大会など)も開かれていますが、今回のこの(在外和歌山県人会 次世代リーダーズの)集いへの思いについて、知事の受け止めといいますか、どんなことを期待するのか伺えますでしょうか。

知事:三世、四世になりますと、当事者とか二世の方々と違いまして、本当に日本語もあまり喋れない人たちが多くなってきています。その中で、やはり県人会という活動をぜひとも続けていただきたいと思いますし、そういったことに非常に期待しております。そういった方々をまず募って、そして「よしやってやろうじゃないか」という方たちが日本に来ていただけるということで、非常に県人会の活性化といいますか、非常に期待しているところです。

NHK:初めて(和歌山県に)来られる方もたぶんいらっしゃると思いますが、和歌山県のどんなところを見て欲しいと(思いますか)。

知事:日本(県内)の高校生も参加しますし、彼らも勉強にはなると思うのですが、和歌山の良いところ、たくさんある企業さんの紹介とか、和歌山県の観光地域でも良いところとか、そういったところをしっかりと見ていただいて、本当の和歌山を満喫というか、しっかりと把握していただいた上でお帰りになられたらいいなと思っています。

朝日:今の県人会の件なのですが、海外の県人会、だんだんやはり人数も減ってきたり、三世、四世で日本との関わりも薄くなってくると思うのですが、和歌山県として今後海外の県人会とどういう関係を保っていきたいか、理想とか期待があればお願いします。

知事:県人会の方々は、とにかく最初に(海外に)行かれた方、二世の方々の思いというのは非常に強かったと思うのですが、やはり県人会活動をしていただくことによって、向こう(海外)に行かれた方々の「ふるさと和歌山」に対する思いというのも受け止めてあげたいし、その国との交流にも結びつきますから、和歌山としましてもぜひこのような活動を長いこと続けて、そういったことを続けることによって、世界大会もやりますし、ぜひともこのような国際的な交流を続けるためにも、この次世代リーダーズの集いというのは非常に大事な存在になってくるのではないかと思っています。

NHK:発表の2項目目の隈研吾さんのスペシャルサポーターなのですが、活動予定について、具体的にどんなことをやるのか(教えていただけますか)。

知事:具体的には、歓迎セレモニーをまず予定しておりまして、9月20日。

ワールドマスターズゲームズ推進室長:歓迎セレモニーは、今9月9日を目途に予定は組んでいるのですが、まだ調整中ということです。活動予定ですが、隈先生につきましては応援メッセージ、激励メッセージをビデオレターという形で送っていただいて、そこ(歓迎セレモニー)でフランスの方々にご披露するというようなことを1つ考えております。もう1つは、(東京2025世界陸上競技選手権大会の)本番、国立競技場での競技(会期)中に隈先生がフランス団を訪問して激励する、この2つを考えております。

NHK:その2つ目というのは、和歌山県で事前キャンプをしたフランス代表を、そのスペシャルサポーターとして激励するということなのですか。

知事:そうです。私も行くのかな。行けたら行きたいと思っています。日程が合えば、一緒に激励したいと思っています。

NHK:前の(和歌山県がフランス代表の)事前キャンプ地に決まったという(7月8日の記者会見の)ときに(知事が説明していたとおり)、いろいろイベントの日程などについては、また別途公表いただけるということでいいのですよね。

知事:そうです。

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