知事記者会見 2025年7月1日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

2025年7月1日 記者会見室

「大阪・関西万博 和歌山DAY」の一般予約が始まります!~大阪・関西万博会場で極上な和歌山体験を~

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 本日は発表事項が3つあります。まず1番目は、「大阪・関西万博 和歌山DAY」の一般予約が始まります。「大阪・関西万博会場で極上な和歌山体験を」ということです。来る10月3日、万博会場にあるEXPOホール(シャインハット)とEXPOアリーナ(Matsuri)にて和歌山DAYを開催するにあたり、抽選になりますが、一般予約を下記のとおり行います。(和歌山DAYの日時は、昼の部が)令和7年10月3日10時30分から15時30分、それから夜(の部)が18時(からです)。予約は、(昼の部の)受付期間が7月3日から8月2日まで、夜(の部)の予約が7月3日から8月2日、同じ時間帯です。予約が始まりますので、よろしくお願いします。

 夜の部で出演されるHYDEさんの動画を流しますので、よろしくお願いします。


<HYDEさんのメッセージ>

 こんにちは、HYDEです。2025年10月3日(金)、大阪・関西万博会場で実施される和歌山DAYに出演できることが決まりました。とても楽しみにしております。このような機会をいただけて、大変光栄に思います。地元である和歌山県の魅力を音楽を通して、世界中の皆さんにお届けできたらいいなと思います。和歌山県の催事のフィナーレを飾る和歌山DAY。特別な1日を、ぜひお楽しみください。


 EXPOアリーナ(Matsuri)については、県民の限定枠も設ける予定にしておりますので、詳細が決まりましたら、改めてお知らせいたします。あとの詳細は、この記者発表資料に書いています。

災害に備えて、トイレカー、キッチンコンテナを導入しました!

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 それから2番目ですが、「災害に備えて、トイレカー、キッチンコンテナを導入しました!」ということで、お披露目会を催したいと思っています。令和6年能登半島地震では、避難所生活が長引いたことで被災者の生活環境の悪化が非常に話題になり、反省点になりました。災害関連死防止の観点から、特にTKBといわれるトイレ・キッチン・ベッドが重要であると改めて認識されました。和歌山県ではこのような能登半島地震の教訓も踏まえ、県内の良好な避難所環境の確保の一環として、トイレカー、キッチンコンテナを導入いたしました。今後発生が懸念される南海トラフ地震などの大規模災害に備え、災害時に被災者を支援できるよう市町村と連携して、防災訓練などで活用する予定です。運用に先立ちまして、県民の皆様へ周知を図ることを目的に、展示・説明会を実施いたします。7月8日14時から、南別館のピロティで実施いたしますので、ぜひ取材をお願いしたいと思います。

スタートアップ税理士法人が和歌山市に新オフィスを開設-7月4日に進出協定調印式を行います-

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 それから3点目ですが、スタートアップ税理士法人が和歌山市に新オフィスを開設いたします。和歌山市の南海和歌山市駅ビルの3階に進出していただきます。この会社は、令和3年6月に設立されまして、クラウド会計分野において、創業期の企業に対して、システム導入や活用の支援を行ってきた豊富な実績がございます。東京の企業になります。今回新たに開設するスタートアップ税理士法人-Digital Base Wakayama-では、全国へのサービス展開を行うBPaaS(特定の業務プロセスをクラウド上で提供するサービス)モデル構築の中核拠点として、AI技術を活用したバックオフィス業務の最適化を図るための総合ソフトウェア開発等を行うということです。大きなところが来ていただくので非常にありがたいと思っています。

質問と回答

NHK:発表事項の万博の件で質問させてください。(昼の部の)一部については予約をこの日(7月3日)からできるということで、全体的に伺いたいのですが、この一部・二部・三部、そして夜の部も含めて、どのような見どころ、見応えがある内容になっているかという点を改めて教えていただきたいのと、和歌山DAYを通じて、どのようなことをPR、ないしは知ってもらいたいのか、そのあたりの意気込みを、(その)2点、改めて教えてください。

知事:まず、ステージプログラムの詳細ですが、第一部のオープニングは、辻本好美さんによる尺八の演奏です。和歌山をテーマにしたオリジナル曲を吹いていただきます。それから、りら創造芸術高等学校に空海をテーマにした創作ミュージカルを演じていただくのですが、りらの生徒以外に、出演者を県内からこどもたちを募集して、総勢100名(程度)の方に参加していただくイベントになっています。これが第一部です。

 それから第二部ですが、和歌山県合気道連盟による合気道の演武がございます。それから熊野三山、これは熊野の祭事を再演するイベントです。これが第二部になります。

 それから第三部ですが、高野山声明。声明というのはお経で、旋律をつけて唱えるものになります。それから、和歌山児童合唱団の演奏。高野山と和歌山をテーマにした楽曲をシアターピース(会場全体を使って歌う)で披露させていただきたいということでエントリーしていただいています。

 それから、広瀬香美さんが自身のヒットソングの歌唱、和歌山DAYテーマソングを初披露ということで、どこで出演されるかはわからないです。

 世界遺産に登録されている高野熊野に、古来から受け継がれている歴史文化の魅力を、和歌DAYのステージパフォーマンスを通して、国内外に広く発信することで、和歌山への誘客促進や、歴史文化の承継・振興に繋げていきたいと思っています。また出演者である地元の方にとっても、万博出演を契機に、地域への誇りを再認識していただける機会になるかと思っておりますので、大変期待しております。

日経:先週末にパンダが中国に帰ってしまいましたが、知事は先日から引き続きパンダの新たな借用を求めていくとおっしゃっておりますが、まずこの方針に変更がないのかというのが1点です。もう1点は、パンダがいない状態での和歌山観光の振興を当面考えなければいけないわけですが、パンダがいない状態での和歌山観光の振興について、知事のお考えをお聞かせください。

知事:前置きになりますが、パンダに会うために、たくさんの方が和歌山県に来ていただいている。いなくなるのは寂しいのが本当に現状、そういう感想です。契約の期間満了に伴うもので、日中友好の架け橋と今までもなってきたし、大変観光振興や地域振興に貢献していただいたということで、本県からも心より感謝を申し上げました。この間(6月27日)のパンダの歓送セレモニーにも行ってきたのですが、たくさんの人が送りに来ていただいていたということで、本当にウルッと涙が出るような感動をいただきました。アワーズ(アドベンチャーワールド運営会社)は、ジャイアントパンダの保護共同プロジェクトを継続して協議していきたいと思っていますし、中華人民共和国大阪総領事の薛剣(せつけん)さんもそのようなことをおっしゃっておりました。1日も早くパンダに会えるように、引き続きアワーズとの次の契約、そういうことを強く期待しています。中国側との協議の中で、県がお手伝いする場面があれば、アワーズと相談しながら、しっかりと関係機関に働きかける努力をしていきたいと思っているというのは、変わりございません。パンダの後、もちろん白浜というのは元々パンダがいなかったところであり、元々日本有数の観光地であったというのは実際そうなのですが、本当にたくさんの名所、名物がございます。そういう景勝地がございます。それにさらに、(白浜温泉が)日本の三古湯の1つであるということで、大変魅力的な地域であるということをしっかりと外に発信していって、食、文化、それから温泉を宣伝していくというのが非常に大事だと思っています。パンダなしの後の白浜というのではなくて、パンダ以外でもこれだけの魅力がありますということを、しっかりと発信していきたいと思っていますし、またパンダが帰ってきたら、同じように相乗効果が出れば良いと思っています。

日経:追加して、和歌山の観光ポスターや広報素材などにパンダを使う機会が結構あったと思うのですが、当面、新しくはもう使わないということでしょうか。

知事:それは難しい質問でありまして、例えばJRのパンダ列車(パンダくろしお)も続けて走っていただけるようなので、そこは観光振興関係と、いろいろ話をしていきたいと思います。全くなくなるのも寂しい。

日経:検討されるということでしょうか。

知事:そうです。

共同通信:発表項目外ですが、明後日7月3日に参議院議員通常選挙が告示されます。県の発展のためにも大事な選挙だと思うのですが、どのような論戦が展開されることを期待されるかということがまず1点と、宮﨑さん自身は先般の知事選では自民党や野党の推薦を受けて当選されましたが、今回の参院選ではどこかの候補の応援に回るなど、宮﨑さん自身としてどのようなスタンスで参院選に関わられるかということを、お答えできる範囲で教えていただければと思います。

知事:どんな論戦(を期待する)かということになりますと、やはり日本が今抱えている大きな問題、物価高騰の話、アメリカとの交渉の話もあり、いろんなことがあると思います。それで野党、与党との関係も、結構話し合いというパターンになってきているので、そうしないといけないのですが、そういう状況になってきており、良い議論ができればいいな、良い選挙になればいいなと思っています。私自身は、私自身を支持していただいた政党がございますので、そういった政党には感謝しておりますし、いただいたご恩というのを選挙の中でお返ししていくことになると思っております。

産経:選挙もあるのですが、明後日で(知事に)就任されて約1ヶ月となり、実際になってみて実感と違ったところとか、実感どおりだったところなど、1ヶ月を経過した所感を教えていただけますか。

知事:いろんな業務に追われている知事の姿を横で見ていて、実際に(知事に)なって一月、どう感じるかというと、それは予想どおりというのと、予想以上というのと、その辺が混濁しています。ただ、一生懸命走っているのですが、まだまだしっかりと地に足が着いていないのではないかと思う部分もあるので、しっかり地に足をつけながら、業務の旗振りをしていかないといけないという部分がたくさんあるので、反省と、それとこれから頑張るぞというところもあり、それから何とか一月間はやってこれたという部分もあり、そういう複雑な状況ですが、とにかく忙しいです。それは非常に感じています。ちょうど(就任してすぐに)議会が始まったので、ある意味、議会との対面という形で落ち着いた形から始められたのですが、本当にいろんなことを毎日新たに経験しているというのが実感です。

毎日放送:パンダの件でお願いいたします。先ほどパンダを再び白浜町に呼び戻す考え、これもこれからということなのですが、宮城県仙台市ではジャイアントパンダ導入に向けて取り組みを進めているようですが、このような日本各地の自治体で、パンダを呼ぼうとしている動きがあることについて、どう考えていらっしゃいますか。

知事:まず、パンダが(日本に)来るとなったときに和歌山に来ないとなるのは、そういう場面は想像したくないので、和歌山としてはしっかりとやることをやって、パンダを迎えられるようにしたいと思っています。今までたくさんのパンダを繁殖してきたという実績などを、しっかりとアピールしていかないといけないと思っているのですが、ずっと取り組んできたアワーズさんがやはり中心になると思いますので、アワーズさんと今の状況をお互いに連絡、連携し合って、パンダが来るのであれば何が何でも和歌山県に持ってきたいと思います。

NHK:先ほどの参院選の質問に関連してなのですが、ご自身のスタンスのところで、選挙でそれぞれの政党等から支援を受けたので恩を返すという話もあったと思います。それぞれの知事のお考えとか、例えば選挙というところには距離を置くような知事もいると思うのですが、恩を返すというのをわかりやすく、もう少し教えていただきたいというのが1点です。もう1つは、和歌山選出の国会議員ということで、ある意味、和歌山の代表という側面も1つあると思うのですが、どなたが当選されるかわかりませんが、当選された国会議員に、和歌山に対して、どのような仕事ぶりを期待するか、その2点を教えてください。

知事:それぞれ、例えば政党であれば、ここに来て欲しいという話があったときに、日程の関係もあり、なかなか思うようにはいかないのですが、もちろん、どうするか考慮(検討)していきたいと思っています。参議院選前でありますので、もちろん関係はないのですが、先日も公明党の地方講演会に顔を出してきました。そういうことは、やはり推薦もいただいているということもあり、行ってきたというのもあります。相手が政党であれば政党のどうして欲しいかということも考えながら、ご協力できることがあればご協力していきたい。だから、どの候補というのは、なかなか(お答えできないです)。

NHK:県選出の国会議員がまた新たに誕生しますが、和歌山に対して、どのような仕事ぶりを期待されるかというところはいかがでしょうか。

知事:やはり和歌山県のことをしっかりと考えていただいて、和歌山県のために動いてくれる方が本当は一番ありがたいのですが、そのためには和歌山県ばかり動いているわけにはいかないので、そのためにもしっかりと力をつけていただいて、立派なというと少し失礼なのですが、参議院(議員)になれる方をぜひ応援していきたいと思っています。

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