知事記者会見 令和7年2月4日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

令和7年2月4日 知事記者会見

令和7年2月4日 記者会見室

新たな県産品の推奨制度を創設します!

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 それでは、定例会見を始めます。3つ発表事項があります。1つ目は、プレミア和歌山という県産品推奨制度を廃止し、新しく県産品の推奨制度を作りました。それが「和歌山一番星アワード」です。長年、プレミア和歌山で県産品を推奨していて、更新制度がありました。1,000を超える商品がプレミアで(認定し)、プレミア感が全くなくなってしまいました。それでは推奨する意味がないので(プレミア和歌山を)廃止し、「和歌山一番星アワード」という(推奨制度を創設する)ことにしました。このロゴマークは一番星の「★」と和歌山の「W」、また山の形、下の「一」は一番星の「一(いち)」で、海とか大地を表しています。和歌山県の色は県旗の青がベースですが、オレンジ色も明るい和歌山を象徴していますし、柑橘類のオレンジ色、みかんの色ということもあって、(ロゴマークの)色はオレンジ色を使わせていただきました。
 (制度の)特徴は厳選するという意味で、1事業者、1商品です。今(のプレミアム和歌山)は1事業者が(商品を)いくつでも(申請し、)認定できます。(和歌山一番星アワードは)年間大体20商品程度に絞って、更新制度はなし、(認定)期間は5年です。5年経つと入れ替わっていきますから、最大100商品程度になると思います。それから、これまでは魚とか、生鮮食品、そういうものが入っていましたが、それはやめました。それはどういうことかというと、個別の事業者の方のお魚とかを宣伝するよりは、産地として、「もちがつお」なら「もちがつお」と、それぞれの地域で今でもプロモーションをしています。産地をピックアップしていった方がいいので、(生鮮食品を対象とした)新たなアワードを作る必要はないという判断です。
 それから、観光資産もプレミア和歌山の対象になっていましたが、これも地域ごとに、或いはイベントごとに、今でも観光部局がPRしているので、いわゆる推奨制度にはなじまないのではないかということで絞り込み(対象から外し)ました。なお、審査委員会はこれから作りますが、メンバーはこれから選んでいきます。また、審査基準は、これまでと同様に法令を遵守した、安心、安全なものであることが大原則ですが、商品数の絞り込みを行うことで、「厳選された」というところを大事にしたいと思っています。審査基準は、消費者の皆様や取引先に納得いただける「共感性」があることは当然ですが、「独自性」、「オリジナリティ」があること、それから、我々としては販路拡大をしていきたい、国内外に売っていきたいので、(商品に)「成長可能性」があるかということです。ある程度のロット(一定の数量)も必要になってくるかと思われます。この辺は審査委員会で審査をしていただくことになろうかと思います。ぜひ、新しい県産品の応援をしていきたいと思っていますし、当然いろんな県広報の対象にもしますし、(東京都)有楽町のアンテナショップ「わかやま紀州館」でもタイアップして販売促進に力を入れていきたいと思っています。

知事の大韓民国訪問

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 2つ目ですが、来週2月9日から12日まで韓国を訪問します。これは、山下直也県議会議員が会長を務められている「日韓親善和歌山県議会議員連盟」の皆さんとご一緒に行かせていただきます。一つは釜山広域市、釜山とはワーケーションで提携をしていますので、ワーケーションについての意見交換、施設の見学を予定しています。
 ソウル特別市では和歌山県観光セミナーを行いたいと思っています。これは和歌山の事業者の皆さんと一緒に行ってまいりたいと思います。それから、現地の旅行会社、今回(熊野白浜リゾート空港に)チャーター便を出していただいた大韓航空さんにも参りまして、以前にも(会見でも)申し上げましたが、チャーター便を増やしていただきたいのですが、チャーター便だけではなくて、定期便化ができないかお願いも含めて行ってまいりたいと思っています。また、帰国後ご報告をさせていただきます。

 ~わかやま紀州館「周年祭」プロモーションを実施します!~

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 3つ目ですが、「わかやま紀州館」については先ほど言いましたが、有楽町のアンテナショップで、発足21年目です。昨年はリニューアルをして売り場面積を倍にしました。これが(2月9日で)21周年目で、記念イベントなどを行います。2月7日から28日まで、いろいろな内容がございますが、抽選会、記念品プレゼント、アドベンチャーワールドさんや和歌山電鐵さんと提携した「周年祭」の限定商品を有楽町(わかやま紀州館)で販売します。また、梅酒の飲み比べ、インフルエンサーの皆さんにもお越しいただいてプロモーションをしていただきます。資料2枚目にも書いていますが、和歌山ゆかりのインフルエンサーはsowaさんと坂尻夏海さんです。ぜひ、ご取材をお願いしたいと思います。


 質問に入る前に、私から申し上げたいのは、埼玉県八潮市で下水道管の事故があり、運転手の方の安否がまだ確認されていないということで、大変心配をしています。国から下水道の点検要請がございました。点検要件は下水道の最大処理が30万m3以上の大規模な処理場に接続し、かつ口径が2,000mm以上の下水道について、緊急点検が要請されましたが、和歌山県ではこのような下水道はございません。ご存知のとおり、伊都、那賀の二つの流域下水道がございます。それについては、伊都は、大体約1日の処理が2万m3、那賀では1万3,000m3と大変小規模になっています。最大延長距離も両方足して50kmです。また、供用開始からまだ日が浅く、伊都23年、那賀16年で、比較的新しい下水道です。それぞれ和歌山県下水道公社が、下水道管が通っている道路を目視で全部点検したところ、特に問題はないということです。実は定期的に県の下水道公社で点検をしています。これまでのところ、口径が8m(正しくは、80cm)以上(の下水道管)は人が中に入り(点検をし)、(人が)入れないところはカメラを入れて、きちんとした点検をこれまで随時ローテーションでしています。現状は問題ないと報告を受けています。追加でご報告だけさせていただきます。
 以上です。

質問と回答

日刊工業:新たな県産品の推奨制度に関して、3点ほどお聞きします。まず、これは令和7年度から創設ですが、4月から始めるということですか。

知事:4月から募集を開始して、スタートは令和7年度ですが、担当課長から(補足を)お願いします。

企業振興課長:令和7年度4月に事業者向けの詳細な募集要領を提示できると思っています。募集予定は7月頃に募集した上で審査をして、令和7年度末には推奨品が選定される、そんなスケジュールを現時点では想定しています。

知事:追加で言うとプレミア和歌山は5年の更新(認定)期間があります。制度は昨年度で終わりましたが、順次4年目、3年目、2年目と(認定商品がまだ残るため)、少なくともあと4年間はプレミア和歌山が続きます。更新(認定)期間が切れるまで、しばらくは併用されるので、ご理解いただきたいと思います。

日刊工業:外部有識者をこれから決めるということですが、どういったところから大体何人ぐらいを想定していますか。

知事:審査員は数名ぐらいと思っています。できれば食品分野、産業製品分野での大手小売事業者のバイヤーさんの視点、或いはデザイン関係の専門家(の視点)とか、できるだけ幅広く有識者の選考をしていきたいと思っています。現在はどういう方がいらっしゃるか、担当課で情報収集をしているところです。狙いは今回厳選したうえで、ネット上でSNSを多用して、できるだけインフルエンサーを使って、バズるような(注目を集めるような)広報もしていきたいので、その辺も考えていく中で審査員も選んでいきたいと考えています。

日刊工業:最後に、認定された場合のメリットといいますか、例えば、最後におっしゃられたわかやま紀州館で商品を展示するというお話も出ましたが、他に、何か例えば補助金が受けやすくなるとか、何かそういったような(事業者のメリットはありますか)。

知事:補助金を受けやすくなることはないですが、ありとあらゆる場面でPRを積極的にさせていただきますし、インバウンド向けも、私が海外へ行くときもトップセールスの対象になるということです。特に、インフルエンサーを使ったネット上での広報、宣伝は力を入れていきたい、そういうメリットだとご理解いただければと思います。

NHK:和歌山一番星アワードですが、加工食品、産業製品を指定した先に、県が期待することはどのようなことか改めてお願いできますか。

知事:これまでプレミア和歌山も商品に(認定の)シールを貼って、わりと県民の皆さんには周知されていると思いますが、一方で県から一歩外へ出るとなかなか認知されていないので、ぜひ県内外、海外も含めて認知されるような良い商品を選ばせていただいて、業者の方と一緒に成長させて、販路を拡大していくことを期待しています。

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