知事記者会見 令和7年1月21日
知事記者会見
記者会見での発表事項等を紹介します
令和7年1月21日 知事記者会見
令和7年1月21日 記者会見室
韓国から熊野白浜リゾート空港へ国際チャーター便が運航します
それでは、定例会見を始めます。発表事項が1件です。熊野白浜リゾート空港へ韓国からの国際チャーター便(運航)のご報告です。昨年もたくさん(チャーター便を)飛ばしていただきましたが、今年もお願いし、1月24日、27日、30日、(2月2日)、韓進観光さん、大韓航空さんのチャーター便を飛ばしていただきます。以前から申し上げていますが、熊野白浜リゾート空港の滑走路延伸には、国内便(1日)3便を4便に増やす、或いは、こういう国際チャーター便を増やしていかないといけないため、(今回は)大変良いニュースだと思っています。なお、1月27日、30日、それから(最終)出発日の2月2日に、国際線の搭乗待合室におきまして、和歌山県産品の販売を行ってPRをしたいと思っています。なお、大変人気のある(ツアー)商品(行程)の設計になっていて、韓進観光さんからは、(ツアー客を)募集したところ、すぐに完売したと聞いています。今回に限らず年内になんとか(チャーター便を)増やしていきたいと思っています。これが発表事項です。
『電子契約システム』を導入します
話題事項は2件です。「電子契約システム」の導入について、できるだけDXを進めるという意味で、総務部行政企画局行政企画課で努力してきましたが、ようやく2月24日からクラウド型の電子契約システムの導入が可能となりました。民間事業者の皆様には(資料に)日程が書いてありますが、2月7日、午前に(紀北会場の)和歌山市、午後に紀南会場の田辺市で(システム導入の)説明をさせていただきます。(開催方法は)ハイブリッドですので、オンラインでの説明もお聞きいただけます。ぜひ、民間事業者の皆様は注目をしていただければと思っています。「契約締結のスピード化」、「コストの削減」、「コンプライアンスの強化」が可能となりますので、県としても進めてまいりたいと思っています。
「拉致問題を考える国民の集いin和歌山」の開催について
もう一つ、これも事前に資料をお配りしていますが、「拉致問題を考える国民の集いin和歌山」の開催です。1月25日13時からですが、政府拉致問題対策本部、和歌山県、北朝鮮に拉致された日本人の救出のために行動する和歌山県の議員の会で主催します。特に、拉致被害者のご家族の皆様、横田哲也さん、辻󠄀太一さんにお越しいただき、また専門家の李龍谷大学教授にもご講演をいただきます。ぜひ、報道機関の皆様にはご取材をいただければと思います。
以上です。
質問と回答
日刊工業:話題事項の電子契約システムについて、システム導入の一番の狙い、これが一番解決するだろうと期待をするところと、メリットの中で契約締結のスピード化やコスト削減について、何か定量的に効果があるという見積もりをされていますか。
知事:狙いはここ(資料)に書いてある三つのメリットです。これは県庁側も、民間事業者の皆様も同じですが、スピードアップができること、何より、印刷代、郵送代等、コスト削減がされます。契約の相手方にとっては、特に印紙税(の支払い)が不要になります。私も税の専門家ですが、印紙税は(そもそも)本当に必要なのかはまた別の議論ですが、印紙税を払っていただく必要がないということで、これは本当にコストが大幅に削減(されます)。定量的な計算はしていませんが、定性的には大幅な削減になるだろうと考えています。それから当然ですが、紙を使った製本やハンコを押す手間が省け、ともかくスピードアップができること、この二つが特に私どもはメリットだと考えていますし、それが(導入)目的だとお考えいただければと思います。
NHK:熊野白浜リゾート空港への国際チャーター便について、先ほどの知事の言葉にもありましたが、今回の国際チャーター便の運航を通じて、将来、空港をどのように利活用していきたいのか、目指す姿のようなところを改めてお聞かせいただけますか。
知事:大韓航空さんは去年もたくさん飛ばしていただき、今回も非常に人気のある商品となっていますので、チャーター便から定期便にできないかと考えています。近々、私がソウルに行って、大韓航空さんの幹部の方にも、これだけチャーター便が(運航)できるのであれば、何とか定期便にならないかと直接お願いに行くつもりです。そのことによって旅客数を増やして、以前から申し上げているように滑走路延伸に向けて、一つの大きなステップになるのではないかと考えています。
朝日:関連で、定期便にできないかお願いに行くということですが、何か具体的な(定期便を目指す)時期などお考えがありますか。
知事:それは先方様がビジネスでお考えになることです。(チャーター便については)これまで実績を積み重ねてきました。できるだけ早く定期便にしていただけないかというお願いに行くわけで、先方様のビジネス上の利益にならなければ、なされないわけですから、そのタイミングをどう考えるかは、先方様の話だと(思います)。和歌山県としては、できるだけ早期に実現したいということで行ってまいりたいと思います。
和歌山新報:関連で、昨年、知事と議会に韓国総領事が来られたときに、チャーター便を定期便にできないのかという話も出ていたかと思います。そのときは、韓国側から白浜へのお客様の確保が見込めますが、白浜側からの(お客様の確保)が現状では難しいというお話があったと記憶しています。定期便にできないかという話でしたら、和歌山側からの乗客の確保に向けて、どのようなお考えがあるか教えてください。
知事:まさにそういうことで、それは国内便でも同じことが言えまして、今、羽田便で、大体8割ぐらいが東京からのお客様で、和歌山県から2割ぐらいで、和歌山県から東京へ飛んでいただく方を増やしていかないといけない(と思っています)。今かなり旅客数は増えていますが、便、時間帯によっては少し空席があります。そういうところ(空席がある便)に和歌山の方に乗っていただくことが大事で、これは国際チャーター便にも言えることです。来年度予算の話で今後のことですが、例えば、和歌山から乗っていただくお客様にインセンティブを付けられないかを今予算編成の中で議論をしています。そういうことも含めて、和歌山から海外、東京へ行っていただくお客様を増やすことを精一杯やっていく予定にしています。