知事記者会見 令和6年11月5日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

令和6年11月5日 知事記者会見

令和6年11月5日 記者会見室

「株式会社ケンテック」が「企業の森」事業に参画します!

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 それでは、定例会見を行います。発表事項が2点です。一つは、株式会社ケンテックさんが「企業の森」事業に参画をしていただきます。調印式は(11月)11日月曜日に行います。(森林保全活動は)紀の川市桃山町で行っていただきます。脱炭素先進県を目指す和歌山県としては、新規参画があったことは大変ありがたく思います。

在日インド大使館にて「和歌山DAY」を開催します!

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 在日インド大使館にて「和歌山DAY」を開催します。インドとはこれまで長年、連携をし、インド共和国マハラシュトラ州との連携は11年目になります。シビ・ジョージインド大使とも親交を深めていて、和歌山にも来ていただきました。在日インド大使館で和歌山の企業のプレゼンテーション、それからインド側はマハラシュトラ州政府が中心となりプレゼンテーションを(行い)、ビジネスマッチングとして大変期待ができるものだと考えています。日本のGDPはアメリカ、中国、ドイツに次いで4位ですが、おそらくインドに抜かれて5位になるのが来年、再来年になっています。成長する国インドとの提携が日本にとって、また和歌山の地場産業にとってもプラスになるので、積極的にインドとのビジネスマッチングを行っていく、一つのスタートとして、11月13日水曜日に行います。以上、2点が発表事項です。

カゴメ(株)から有田みかんを使用した野菜&果実100%ミックスジュースが全国で発売されます!

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 既に、資料提供していますが、カゴメ株式会社さんと連携をして、有田みかんを使用した、カゴメ「野菜生活100有田みかんミックス」が全国で発売されます。これは、912万個を売り切れるまで売っていただきます。有田みかんの宣伝には、大変、役に立つと思っています。ぜひ、報道等でご協力いただければと思います。

県内小学校等への『わかやまジビエ出前授業』を実施します!

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 もう一つは「わかやまジビエ出前授業」の実施です。県内の小学校等につきまして、資料のとおり、和歌山市、海南市、紀の川市、橋本市、有田市、有田川町、広川町、太地町で出前授業を実施します。

 以上です。

質問と回答

日刊工業:インドの話がありましたが、和歌山県内の企業とマハラシュトラ州政府などのプレゼンテーションが行われることで、今後、和歌山のどのような産業がインドに売り込めると考えているかお聞かせ願えますか。

知事:一つは、食料品も含めた和歌山の物産の(インドへの)輸出が考えられ、大きなマーケットだと思います。もう一つは、インドはIT人材が豊富で、非常に優秀な人材がいます。和歌山県も白浜町、和歌山市を中心に多くのIT企業が進出してくださっていますので、IT人材のマッチングもありうると思っています。その他幅広く、インドのマーケットを対象に、昨年も企業と一緒に行きましたが(訪問日:令和5年2月1日から2月7日まで)、今後も国際課を中心に、和歌山の企業とインドの企業のマッチングを進めていきたいと思っています。

NHK:発表項目外ですが、今日11月5日は「世界津波の日」で、和歌山にとって、この日を迎えての知事のご所感と、(災害)対策において何が大事になってくるか、改めて、県民への呼びかけをお願いします。

知事:今日は「世界津波の日」ですが、昨日(11月4日)、国土交通大臣にもお越しいただいて、(メイン会場の)和歌山市の和歌山下津港本港区西浜地区、それから、サテライト(会場)ですさみ町、大阪府堺市など4ヶ所で、自衛隊を初めとする約120機関が連携する大規模津波総合防災訓練が行われました。私も初めての経験で、多種多様な防災訓練を目の当たりにして、実際はもっと想定できないこともあると思いますが、約120機関が連携をして(訓練を)する意味では、私どももそうでしたし、関係する皆さんにも危機感を持っていただけたと思います。
 一方で、これも大切なことですが、大規模な防災訓練をするに際して、準備作業があります。膨大な準備作業のプロセスで、関係者の顔と名前を知る、場合によっては人柄も知ることが、とても良かったのではないかと思っています。30年以内に南海トラフ沿いの大規模地震(の発生)が70%から80%の確率で想定されています。夏には南海トラフ地震臨時情報が発表されました。巨大地震注意ということでしたが、今一度昨日の総合防災訓練も踏まえて、しっかりと県民の皆様にも我が事として備えていただきたいと思います。
 また、(先月)記者会見で発表しましたが(記者発表日:10月8日)、能登半島地震で得たいろいろな知見を、9月県議会に中間報告で報告させていただきました。来年2月に和歌山県としての防災のあり方について、もう一度見直したものを報告させていただきます。それも昨日の訓練も踏まえて行いたいと思っていますので、ぜひ県民の皆様には危機感を共有していただければと思っています。

NHK:関連して、中間報告を拝見したうえで、最終報告でどういったところを重点に置いた内容になるのか、さらに新総合計画の策定も進められている最中かと思いますが、そういったところにどのような部分を盛り込んでいく考えがあるか、具体的な内容があれば教えていただければと思います。

知事:来年の(最終)報告、新総合計画には、ある程度連動すると考えています。一つは、前も申し上げました受援体制です。応援に来ていただく人たちを受け入れる体制をさらに強化充実する必要があることが分かりましたので、その辺を深掘りしていきたいと思っています。それから、官だけではなくて民間企業、民間団体、さらにはNPO、 NGOの皆さんと事前に協定を結んで、できる限りの備えをしていくことも重要だと分かりました。それもきっちり盛り込んでいきたいと思います。Civic Forceさんのような大きな団体もありますので、今、(そういった民間団体と)調整もしています。それから、パチンコ業界の組合の皆さんとも連携をしていくなど、幅広く各種いろいろなところを巻き込んで、事前準備を行っていきたいと思います。そのことを(防災対策の)見直しにも、新総合計画にも盛り込んでいければと思っています。

NHK:もう一点、先週末でJR西日本の赤字路線について発表がありました。県内の新宮駅と白浜駅の区間が29億円の赤字で、JR西日本の中で2番目に大きい赤字額ですが、県としての受け止めをまず教えていただければと思います。

知事:私どもとしては、例えば、きのくに線(の特急電車)は、新大阪駅から走っていますから、一部区間だけをとって赤字だとか言われるのは、非常に心外ではないかというような経済合理的な議論を昨年まではしていましたが、そういうことを言っても仕方がないと思います。JR西日本さんも大変協力をしてくださいまして、今回も「聖地リゾート!和歌山キャンペーン」をしていただいています。これは実は9月末までだったのですが、今回、南海トラフ地震臨時情報のこともあり、10月から1月19日まで期間延長をしていただくことになりました(資料提供日:9月30日)。「特急くろしお号で和歌山へ行こう!」ポイント還元キャンペーンをはじめとする、いろいろなキャンペーンを充実していただいています。なお、紀勢本線活性化促進協議会があり、その中に2022年9月に作られた、新宮白浜区間部会があります。新宮白浜区間の活性化のために、県、JR西日本さん、沿線市町村が入っている会です。ここで具体的ないろいろな対策を考えようということで、ずっと協議をしています。例えば、この区間の乗降人数の目標をしっかりと定めて、それに基づいてどういう対策をするのか、キャンペーンを充実していくのもそうです。県としても今後のことになりますが、12月補正予算になるのか、新年度(予算)になるのかは別として、この区間の乗降人数を増やすための政策を作れないか、庁内で議論をしています。言い争っても仕方がないのでJR西日本さんも全力を尽くしていただき、県、沿線市町村も、この区間で乗降客数を増やすために精一杯努力していきましょう、そのためには目標を決めて頑張りましょうということになっています。まずはその成果を出していきたいと思っています。実際に、2021年から2023年の期間で見ますと、新型コロナ前の乗降客数に近づいてきています。新型コロナ前の水準とまではいきませんが、少なくともここ3年落ち込んだのが、底を打って、上がってきていますので、これを新型コロナ前、さらにはそれ以前に戻していくようなことを考えていきたいと思っています。

NHK:関連して、重なる部分もあるかもしれませんが、JR西日本側に県として何か求めていくようなことはございますか。

知事:JR西日本さんもとても前向きに私どもと一緒に寄り添ってくださっています。運命共同体というと先方は嫌がるかもしれませんが、運命共同体だと思っています。一緒にやっていこうという形で議論させていただいています。

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