知事記者会見 令和5年7月21日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

令和5年7月21日 知事記者会見

令和5年7月21日 記者会見室

知事の香港訪問

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 それでは、定例の記者会見を開かせていただきます。発表事項から参ります。一つは、一昨日まで行っていました香港の出張の報告です。資料にありますが、今回は、観光、ビジネスマッチング、和歌山県産品の輸出という、ある意味セールスプロモーションの出張となりました。

一つは、和歌山のインバウンドの旅行客の誘客に、長年大変ご貢献をいただいている、EGLツアーズの社長である袁さん(を訪問しました)。新型コロナ前から大変ご尽力いただいていて、和歌山県の観光大使を10年やっていただいて、今年、感謝状を差し上げたところですが、袁社長の会社のおかげで、現時点の足元だけで見ると、日本全体では韓国からの観光客がシェア1位ですが、和歌山県だけで見ると、実は香港からのインバウンドがシェア1位という状況です。中国本土のお客さんが徐々に増えつつあるそうなので、夏以降、逆転すると思いますが、大変お世話になっているという意味で感謝(状)を(贈呈)させていただきました。それから、当然ですが、いつも海外へ行くと地元の大使を表敬しますが、岡田大使にもお会いして、香港の状況を伺ってきました。
 ビジネスマッチングですが、貿易の関係で、香港貿易発展局のマーガレット・フォン総裁ともビジネスマッチングの意見交換をさせていただきました。フォン総裁は大変な日本びいきで、5回来県されており、和歌山県のビジネスにとても理解のある方で、今後、引き続きのご協力をお願いしたところです。そういう意味で、貿易発展局がやっている、7月のブック・フェア、8月のフードエキスポにも、和歌山県が積極的に参加します。

次のページを見ていただくと、香港のブック・フェアへ視察に行き、和歌山県ブースで和歌山県職員と一緒に少し宣伝をしました。(和歌山県ブースが)地元テレビ局のその日の夜の番組で放映されるということで、岡田大使と一緒に、和歌山ブースの中で、和歌山県の桃のアピールをさせていただきました。宣伝効果があったかどうか、大変楽しみにしています。
 それから、日本全体の物産を特に扱っている、味珍味(あじのちんみ)という輸入専門商社がありますが、特に、和歌山県のものを空輸で運んでいただく場合が多く、今だと桃、和歌山県内の野菜(を扱っていただいています)。それで、香港で一番大きい、そごうのデパートのデパ地下で和歌山フェアをしていただいていたので、一緒に視察をして、特に、今後も、和歌山県産品を積極的に香港に輸入していただくようにお願いをしてきたところです。輸入商社の味珍味(あじのちんみ)のデニス社長は、日本でホンダの関係の仕事をされていたこともあり、大変日本びいきの方で、和歌山の青梅を、香港でぜひ売りたいということで、袋の中に冷凍の梅や角砂糖を入れて梅酒や梅シロップを作るためのセット販売を、このデパートの売り場でやっていただいていましたが、彼曰く、ともかく、青梅を香港の人たちのどの家庭でも、日本の家庭のように梅酒や梅シロップを作るようにするのに、何年かけても頑張りたいとおっしゃっていただいていて、大変、心強い仲間の皆さんです。これは、本当に長い間、県の国際課を中心とした20年、10年のお付き合いの中で、こういう親しい応援団ができてきたのだと実感し、国際課を中心に、食品流通課或いは観光関係部署の県職員の先輩方が、ずっと10年、20年積み上げてきてくださった信頼関係のもとで、今、私たちが仕事をさせていただいていることを痛感し、心から先輩方に感謝を申し上げたいと思います。これが一つ目です。
 それでは、定例の記者会見を開かせていただきます。発表事項から参ります。一つは、一昨日まで行っていました香港の出張の報告です。資料にありますが、今回は、観光、ビジネスマッチング、和歌山県産品の輸出という、ある意味セールスプロモーションの出張となりました。

一つは、和歌山のインバウンドの旅行客の誘客に、長年大変ご貢献をいただいている、EGLツアーズの社長である袁さん(を訪問しました)。新型コロナ前から大変ご尽力いただいていて、和歌山県の観光大使を10年やっていただいて、今年、感謝状を差し上げたところですが、袁社長の会社のおかげで、現時点の足元だけで見ると、日本全体では韓国からの観光客がシェア1位ですが、和歌山県だけで見ると、実は香港からのインバウンドがシェア1位という状況です。中国本土のお客さんが徐々に増えつつあるそうなので、夏以降、逆転すると思いますが、大変お世話になっているという意味で感謝(状)を(贈呈)させていただきました。それから、当然ですが、いつも海外へ行くと地元の大使を表敬しますが、岡田大使にもお会いして、香港の状況を伺ってきました。
 ビジネスマッチングですが、貿易の関係で、香港貿易発展局のマーガレット・フォン総裁ともビジネスマッチングの意見交換をさせていただきました。フォン総裁は大変な日本びいきで、5回来県されており、和歌山県のビジネスにとても理解のある方で、今後、引き続きのご協力をお願いしたところです。そういう意味で、貿易発展局がやっている、7月のブック・フェア、8月のフードエキスポにも、和歌山県が積極的に参加します。

次のページを見ていただくと、香港のブック・フェアへ視察に行き、和歌山県ブースで和歌山県職員と一緒に少し宣伝をしました。(和歌山県ブースが)地元テレビ局のその日の夜の番組で放映されるということで、岡田大使と一緒に、和歌山ブースの中で、和歌山県の桃のアピールをさせていただきました。宣伝効果があったかどうか、大変楽しみにしています。
 それから、日本全体の物産を特に扱っている、味珍味(あじのちんみ)という輸入専門商社がありますが、特に、和歌山県のものを空輸で運んでいただく場合が多く、今だと桃、和歌山県内の野菜(を扱っていただいています)。それで、香港で一番大きい、そごうのデパートのデパ地下で和歌山フェアをしていただいていたので、一緒に視察をして、特に、今後も、和歌山県産品を積極的に香港に輸入していただくようにお願いをしてきたところです。輸入商社の味珍味(あじのちんみ)のデニス社長は、日本でホンダの関係の仕事をされていたこともあり、大変日本びいきの方で、和歌山の青梅を、香港でぜひ売りたいということで、袋の中に冷凍の梅や角砂糖を入れて梅酒や梅シロップを作るためのセット販売を、このデパートの売り場でやっていただいていましたが、彼曰く、ともかく、青梅を香港の人たちのどの家庭でも、日本の家庭のように梅酒や梅シロップを作るようにするのに、何年かけても頑張りたいとおっしゃっていただいていて、大変、心強い仲間の皆さんです。これは、本当に長い間、県の国際課を中心とした20年、10年のお付き合いの中で、こういう親しい応援団ができてきたのだと実感し、国際課を中心に、食品流通課或いは観光関係部署の県職員の先輩方が、ずっと10年、20年積み上げてきてくださった信頼関係のもとで、今、私たちが仕事をさせていただいていることを痛感し、心から先輩方に感謝を申し上げたいと思います。これが一つ目です。

「2023 データ利活用シンポジウム in 高野山-地方創生-データサイエンスのすすめ」開催

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 二つ目の発表事項は、実は、毎年やっていて、新型コロナで少しやっていなかったのですが、「2023 データ利活用シンポジウム」(を)高野山でします。これは、久しぶりということもあり、総務大臣もご参加いただくので、少ししっかりとしたイベントとして、県も、独立行政法人統計センターと一緒に力を入れてやりたいと思っています。素晴らしい専門家の皆さんの講演もあるので、ぜひご取材をお願いしたいと思います。

関西広域連合「夏休み 健康生活宣言(関西府県市民の皆様へのお願い)」

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 話題事項ですが、実は、皆様もご承知のとおり、新型コロナの感染者数が、定点観測ですが、少し増えてきています。5月8日の第5類に移る時に宣言をしましたが、昨日、関西広域連合の委員会で決められた、夏休みに向けての健康生活宣言という(資料)を添付しています。内容的には、(前の宣言と)そんなに変わりませんが、自主的な感染対策、重症化リスクの高い方への感染を防ぐ取り組み、少し体調が悪い時は適切に受診をして欲しいというようなお願いを発出させていただいたところです。
 以上です。

質問と回答

産経:香港訪問に関連してお伺いします。今回、香港に行っていろいろな成果を教えていただきましたが、来週もベトナムに行かれると聞いています。最近、海外に行かれることが続いていると思っていて、改めて、世界的な脱新型コロナとか、時期的にたまたま重なったとか、何か重なっている理由みたいなものはありますか。

知事:たまたま日程的な問題で、実は、香港は、ブック・フェアに合わせた日程にしています。これは、歴代の知事たちも(訪問していて)、ブック・フェアは、香港で最大100万人を集めるイベントで、その際に、関係者の方にお礼を申し上げ、かつ今後の協力を結ぶという意味で、ブック・フェアの日程で(訪問しました)。ベトナムはチャーター便の日程なので、たまたま偶然重なったと考えています。

読売:新型コロナの関係でお伺いします。子供たちが今日から夏休みに入っています。これから、また人の移動等が増えると思いますが、改めて、知事から、県内の新型コロナの状況の受け止めと、県民の皆さんにメッセージがありましたら、お願いできますか。

知事:先ほど申し上げたように、保健所別では、和歌山市の保健所管内が多いのですが、ちょっとずつちょっとずつ、定点観測上(の感染者数が)増えています。マスクも外しているし人の往来も増えてきているので、ある程度想定の範囲内だと思いますが、今後、手洗い、手指消毒、効果的な換気、場所によってマスクの適切な着用については、引き続き、気を付けていただきたいと思います。一方で、第5類になっていて、高齢者の感染はそんなに多くない。多分、皆さん、感染リスクの高い方について気を使っておられるだろうし、ワクチン(接種)は、私も65歳以上の枠で先週打ちましたが、御高齢の方は多分ワクチンをしっかりと打たれていることもあり、感染の数は少ない。ですから、今言った自主的な感染対策に加えて、感染リスクの高い高齢者や既往の病気を持ってらっしゃる方に対して心配りをしていただきながら、ぜひ、夏休みをお楽しみいただければと思っています。

共同:香港の視察についてです。インバウンドの県内のシェア率ナンバー1の香港を視察され、実際に旅行会社の社長との対談もされたと思いますが、率直に、今回の視察を通して、和歌山に戻って来られて、県内の取り組みで強化したいことや、どういうことをやっていきたいなど、思ったことはありますか。

知事:香港の方はもともと親日的で、日本に対して、観光もそうだし、日本の食品が安心安全だということで、非常に高く評価していただいているので、さらに和歌山の県産品を積極的にどうやって売り出していったらいいのかを、現地の友好的なパートナーと一緒に考えていきたいと思っています。これは、いろんな知恵もいただいたので、失敗してもいいからやっていくということだろうと思います。
 例えば、香港の方は、梅干はお食べにならない。特にすっぱいものはあまりお好きではないみたいですが、例えば、梅干も、従来の梅干から、皆さんご承知の通り、はちみつ漬けの梅干があります。香港の方はすごく甘いものがお好きだそうなので、例えば、はちみつ漬けの梅干をトライしてみようと輸入商社の方とも話をして、そういう、いろんなことをやっていくヒントはいただいてきたと思っています。

わかやま新報:香港で桃のアピールをなさったというお話でしたが、昨日、あら川の桃がGIの登録受けました。果物では初めてということで、フルーツ王国として、GIを受けたことについての所感と、今後のPRについてお伺いしたいのですが。

知事:本当に、大変ありがたいことだと思っています。桃は、山梨や岡山などライバルがいて、あら川の桃は一つのブランドですが、まだ、山梨や岡山とかに比べると、全国的なブランドの認知が足りないように思うので、GIをいただいたのをチャンスに、県挙げて、JAさん、或いは農家の方、或いは紀の川市と一緒に、積極的なPRをしていきたいと思っています。

NHK:新型コロナに関連してです。徐々に感染者数が増えてきているというお話ですが、一部で第9波みたいな話も聞こえるようになってきていると思います。県内として、どのように知事としてお考えですか。

知事:専門家の方から第9波だと言われていませんし、あくまでも専門家のご判断に従いたいと思っています。

NHK:先ほどの質問とかぶるところがあるかもしれませんが、これから、帰省や観光シーズンということで、かなり人の動きも活発化してくると思います。その中で、どういうところに気をつけたらいいかとお考えですか。

知事:まず、新型コロナが明けて、本当に、人の移動も戻っているし、インバウンドも戻ってきています。せっかくの夏休みなので、子供さんを中心に楽しんでいただければと思いますが、あくまでも、自主的な感染対策を十全に取っていただく。それから、感染リスクの高い方々、高齢の方或いは既往の病気を持っていらっしゃる方に対する心配りだけは、絶対に気を付けていただいた上で、夏休みをぜひ楽しんでいただきたいということに尽きると思います。それぞれ自分のご判断で、対策をとっていただきたいと思っています。

産経:発表項目外ですが、県立自然博物館の移転の関係で、以前、知事は基本計画を基に検討を進めるというご判断だと思いますが、現時点でのお考えはいかがですか。

知事:現時点で、基本計画につきまして、県教育委員会の中で検討していただいているので、その検討結果を待って、しっかりとした方向性を出していきたいと思っています。

産経:出された基本計画の中に、いわゆる水槽展示を入れた移転にするのか、移転先で水槽展示をしないという、この二つの選択肢が示されていたと思います。例えば、現状維持または現地でのリニューアルという、三つ目の選択肢は今のところないのかと、水槽無しで移転するとしたら、何か目玉になる新しいものを入れないといけないのかと思っていますが、そのケースでの考えは、今のところいかがですか。

知事:現時点の基本計画では、今おっしゃった二つの案をいただいていて、この二つの案についてどちらがいいのかを、今、県教育委員会で検討していただいています。私は、それを待っている段階なので、特に私からコメントすることはありません。

ニュース和歌山:データ利活用センターが5周年となっていますが、今までの総括や、今後さらに拡大されていくなど、そういう計画はありますか。

知事:実は、統計センターに来ていただいて、いろんなことが動き出しています。まだ、スタートしたばかりですが、例えば、県立医科大学と一緒に、もちろん個人情報をきちんと整理した上で、医科大学が持っている情報について、いろんな活用ができないかというようなこともスタートしていて、いろんな芽生えが出てきています。それを、県としても育てていきたいと思っています。なかなか、一気呵成にはいかないと思いますが、独立行政法人統計センターが来ていただいた意味はあったと思いますし、県庁自体も、今年からDXを本格的に始めたので、県庁自身の統計データの活用についても、独立行政法人統計センターにいろいろご指導いただきながらやっていきたいと思っています。

読売:自然博関係の関連で質問します。二つの案で県教委が検討を進めているということですが、知事から県教委に、例えば、時期だったり、こういう中身についてきちんと報告してくれとか、具体的に指示をしているようなことはありますか。

知事:今申し上げたように、基本計画の内容について、県教育委員会が、今精査して検討しているので、それを私の方で待っているということです。

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