知事記者会見 令和5年10月31日
知事記者会見
記者会見での発表事項等を紹介します
令和5年10月31日 知事記者会見
令和5年10月31日 記者会見室
「わかやま成長産業開拓ビジョン検討会」の設置について
資料1(PDF形式 181キロバイト)
定例会見を開きます。発表事項が二点で、一つは、「わかやま成長産業開拓ビジョン検討会」です。資料にあるように、メンバーは、和歌山の方もおられるし、学界の方、民間経営関係の方、(サイボウズ株式会社の)中根さんや森永(製菓株式会社)の宮井さんは、実は、和歌山県出身の方です。女性活躍ということで、今、東京で活躍されている県を代表する方です。金融面という意味では、地元の金融(機関)と、日本政策投資銀行というような形で選択をさせていただきました。
内容ですが、これから先生方にご議論していただきますが、ENEOSの関係で、GX、グリーントランスフォーメーションに弾みがつきました。前から私が申し上げているように、和歌山県は、自然環境に恵まれ、ある意味でグリーントランスフォーメーションに最も相応しい自治体だろうと思っていて、脱炭素先進県を目指しています。その中で、基本的には、和歌山県のこれからの成長産業は、GXをしっかり足元の土台に置いてやっていきたい。
ただ、和歌山県のこれからのあり方も含めて検討していただくので、産業は、県民の暮らしとも密着するものであり、県庁が今言っているDEI、ダイバーシティ「多様性」、エクイティ「公平性」、インクルージョン「包摂」というような形の、大きな議論も含めてやっていただければと思います。その中で、ライフワークバランスの取り方や、子供たちが元気で幸せに暮らせるような和歌山県を作る。非常に大きな土台でも議論をしていただいた上で、GX投資を中心として新しい投資を呼び込んで県の活性化にも繋げていくという、少し欲張りな検討会を11月からスタートさせていただきます。詳細は、産業技術政策課長が担当で、彼の思いもしっかりありますから、後程、取材をしていただければと思います。
トーヨーカネツ株式会社及びTKLC株式会社が橋本市に新工場を建設します
二つ目は、トーヨーカネツ株式会社及びTKLC株式会社が橋本市に新工場を建設していただけるので、知事室で、平木橋本市長と両社の代表の方と一緒に調印式を行います。ぜひ、ご取材をお願いします。
職員食堂で福島県産などの国産水産物応援メニューが登場します!
資料3(PDF形式 1,214キロバイト)
話題提供ですが、この後、11時30分から、福島県産などの国産水産物応援イベントとして、県庁内の「きいちゃん食堂」と「信濃屋」という二つの食堂で、福島県産のランチを出します。ぜひ宣伝をしていただいて、和歌山県下でも福島県産などの国産水産物の応援をしていただくよう、ぜひ、ご取材、ご協力をお願いしたいと思います。
実は、関西広域連合でもこの議論をしています。和歌山県は農林水産担当で、関西広域連合でも170社の応援企業があります。私から、関西広域連合の応援企業170社にも社員食堂等で福島県産のフェアをやってくださいということはお願いしていますが、まず、県庁で率先してやっていこうではないかということで、スタートしています。
以上です。
質問と回答
読売:わかやま成長産業開拓ビジョン検討会です。年度内に取りまとめ予定と書いていますが、例えば、来年度予算にある程度反映されるなどの見込みはありますか。
知事:直接、単年度予算には関係ないです。むしろ中長期的で、今後、県としても長期計画をどこかで見直す時の土台にしたいと考えています。
読売:発表項目外で、先日、報道でもありましたが、選挙運動費用の収支報告書の件です。県選挙管理委員会から追加提出を求められた中で、10ヶ月ぐらい提出していなかったという問題が明らかになりましたが、その理由について改めてお伺いしたいのと、すでに提出されているのかどうかを教えてください。
知事:まず、私も長年政治家をやっていて、政治資金収支報告書については、これまで適切な処理をしていました。会計監査も入れて、大変、事務所のスタッフもよくやっていただいていたのですが、今回は、本当に、私も含めてお恥ずかしい限りで、大変初歩的なミスをしてしまいました。基本的には、事務所の縮小に基づく人員の大幅な減少によることなのですが、むしろ、私ども事務所の方に、少し気持ちの緩みがあったのではないかということで、事務所スタッフの皆さんと一緒に反省会をしました。初心に帰って基本的な初歩的なミスはしないようにということで、本当にみんなで恥ずかしい思いをしたということで反省をしました。その上で、先週、すでに追加の資料を出して、報告書の訂正は済んでいます。
朝日:今の件に関連してです。報告書の訂正は済んでいるとおっしゃいましたが、訂正になりますか。それか、追加で資料を出したということになりますか。
知事:追加で資料を出した結果として、訂正が行われたということです。いくつか出していたので、それに追加をして、一つの報告書が完成したということです。
朝日:訂正ということで、内容に誤りがあったということですか。
知事:選挙運動費用収支報告書全体として完成したということです。
朝日:すでに、提出を終えられた。
知事:はい。
NHK:収支報告書の件に関してです。提出がなかった11月以降についてはすでに提出されていて、10月分までの記載されていない部分があったというところに関しても、追加で資料提出されている。
知事:全ての資料を追加で提出させていただいたと聞いています。事務所がやっていることなので、私自身はあまり分かりませんが、そのように聞いています。
日刊工業:産業開拓ビジョン検討会についてです。昨年まで、産業技術戦略会議が年一回あったと思いますが、これをリニューアルするということでよろしいですか。
知事:それをリニューアルというよりも、年度末までに、全く新しい一つ大きなビジョンを作りたいということで、直接の関連はないと思いますが、産業技術政策課長から補足があれば。
産業技術政策課長:言及いただいた計画自体はまだ期間中で、次期計画等々に反映していくことはあるかと思っていますが、今、知事からおっしゃっていただいた通り、並行してやるということです。
日刊工業:産業技術基本計画は、確か3年前にできたものだと思いますが、これはいつぐらいに見直す予定ですか。
知事:産業技術政策課長の方から。
産業技術政策課長:今、5年の計画の期間中で、来年以降で見直すタイミングが来ると思います。期間が満了する前に見直すことは可能なので、状況を見ながら見直して参ります。
日刊工業:知事のお考えを伺いたいのですが、期間満了前に見直して、新しい計画に移行するという考えはいかがですか。
知事:今の状況を踏まえながら、検討していきたいと思います。
毎日:成長産業について確認です。ご説明いただいたので大変恐縮ですが、なぜ、今これをやるのかというタイミングです。今までやる機会もあったと思いますが、今やることについて、もう一度説明いただけますか。
知事:今やることにしたのは、今やるべきだと思ったからで、私も知事に就任してようやく10ヶ月経ち、いろんな勉強をしながらやってきました。この前、循環型経済、サーキュラーエコノミーの検討会の報告書も出しましたが、それを勉強した先にこれがあるというふうにお考えいただいてもいいかもしれません。循環型経済を勉強した上で、そこから産業としてのGX投資に光を当てていくべきではないかということで、新しくこの検討会を開く。そのようにご理解いただければと思います。
毎日:選挙報告費の関係です。10ヶ月の間に県選挙管理委員会から修正の指摘があったが手が回らなかったというのは、指摘があっても手が回らないほど人手が足りなかったという理由ですか。
知事:その辺は、後援会事務所の担当者に聞いていただければと思います。
時事通信:発表項目外ですが、今、政府がライドシェアの導入の検討を進めていると思います。知事の所見と、県として今後どういうふうに取り組んでいくかという考えがあれば教えていただきたいのですが。
知事:実は、ライドシェアについては、関西広域連合の中で前向きに検討しようではないかという議論が起きています。従いまして、まだ担当者には相談もしていないのですが、関西広域連合の動きに合わせて、県庁でも関係者に入っていただいて、ライドシェアについての研究会を開いて勉強していきたいと、現在のところ考えています。