知事記者会見 令和4年6月23日

知事記者会見

記者会見での発表事項等を紹介します

令和4年6月23日 知事記者会見

令和4年6月23日 記者会見室

「2025年国際博覧会和歌山推進協議会」第1回協議会を開催します!

PDF形式を開きます資料1(PDF形式 191キロバイト)

 議会中で記者会見ができなかったのでたまっているかと思ったら、意外とたまっていなくて、次のような内容です。
 発表事項二つと話題事項一つですが、発表事項は、万博関係で、万博の推進協議会を4月29日のシンポジウムで発足させました。それの、実務的な実際の会合をしないといけないということで、会合をいたします。6月28日13時から15時まで、ホテルアバロームで行います。どういう人が入っているかというと、別紙の(資料の)1から16までありまして、こういう人たちに集まってもらう。要するに、団体の親分に入っていただいて、実務的に、商工観光労働総務課長などがたくさん行って、これからどうしようかという話をすることになります。それで、役人的で皆さんはあまり興味ないと思いますが、規約を作らないといけないので、規約を作る。それから、せっかくなので、もう一回説明をしてもらおうということで、伊吹(いぶき)近畿経済産業局長にやってもらう。それから、参加方法の具体的な話を、日本国際博覧会協会の西貝(にしがい)さんからやってもらう。それから、商工観光労働部長が出てきて、前も若干やった感じはしますが、もう一回実務的な話をすることなります。

 意見交換は何でもいいのですが、基本的に決めておかないといけないのは、構成団体が集まって何やらやっていても、実際に万博をどうやって自分のものにしていくかを考えるのは、それぞれの個別の企業であり個人です。だから、そこへどうやって伸ばすかという方法論を、ちゃんとここで議論しておかないといけない。こういう代表の人が来ている、例えば、和歌山県経営者協会が参加しているから、経営者協会に参加している企業の人には、自然にみんなわかるはずだと思うのは、ヘッポコ役人の論理であって、そんなことあり得ない。だから、興味のある人がいても、経営者協会から連絡があるとは思えないので、どうやってそういう人たちをみんな集めてきて、常に情報をそこに提供していくかを考えないといけない。それを、ちゃんと商工観光労働総務課長たちは考えているので、ここでそのやり方を決めましょうということです。

令和4年度「わかやまネイチャー・アワード」、「ネイチャー・キャンプ」の参加者を募集します!

PDF形式を開きます資料2(PDF形式 209キロバイト)

 次は、和歌山の自然が大好きな子供たちを応援しますということで、「ネイチャー・アワード」と「ネイチャー・キャンプ」の二つについて、参加案内を出します。いずれも2年目になると思うのですが、いずれも自然に親しむ人たちに対する、きっかけ、刺激、そういう形になります。
 ネイチャー・アワードは何でもよくて、標本を作って持って来てもいいし、生態を追ってもいいし、研究をしてもいいです。生物を対象にして、何でもいいから出していらっしゃいということを、個人部門、団体部門、それぞれについて募集をいたします。11月15日から30日まで募集期間がありますが、何で先の話を今頃やるかというと、実は、大体、生物の観察をしたり、採集したりしやすいのは夏です。従って、今から秋の出展を目指して、もうやっている人もいるかもしれませんが、初夏から夏の間に頑張ろうということで、今、発表するということです。締め切りをいたしましたら、速やかに審査をいたします。審査をいたしますと、来年の2月か3月に、表彰式とか入選作品の展示会を実施する。去年、私も出ましたが、なかなかのものでした。特に、カエデの(種子を包む)プロペラ(みたいな果実)が、どういう形状しているからどう落ちるかとか、ちょっと(カエデの果実を模したモデルを)切ってみてやってみるとか。特選の人でしたが、これはすごかった感じがします。そんなものを誰に教えられるわけではなくて、自分でやるわけです。一流の研究者という感じがしました。そういうものでもいいし、私の子供の頃みたいに、その辺で虫取りをしては、綺麗な標本を作って名前を調べてどうだと持ってくるのだってかまわない、何でも結構です。
 それから、ネイチャー・キャンプをやりましょうということで、去年は山だったので、今年は海辺を中心にしてやります。京都大学の白浜水族館の辺りでやりますが、(京都大学に)ご協力をいただきまして、夏キャンプは7月31日と8月6日、秋キャンプは9月24日、25日、振り返りまとめの会を10月10日にするということで、募集定員は20名です。我こそはと思う人は、どうぞ参加をしてください。

東京大学先端科学技術研究センター「高野山会議2022」の開催について

PDF形式を開きます資料3(PDF形式 1,084キロバイト)

 次に、話題事項になりますが、東京大学先端科学技術研究センターの「高野山会議2022」を開催することになります。去年もあったのですが、今年も、東大先端研の先生方が大挙して高野山に来ていただいて、高野山も、主としてお坊さんですが、知的レベルがものすごく高い方がたくさんいらっしゃるので、そことコラボして、できれば化学反応が起こって、立派な結果が出てきたらいいねというような会議です。併せて、クラシックコンサートなども行われることになっていまして、どこにも書いてないのでこれは言っていいのか分かりませんが、澤先生も出てあげると言ってくださっているようです。書いていないから、ひょっとしたら予定変更になるかもしれません。私は、6月30日のオープニングに出て、松長さん(正しくは、松長さんではなく、藤本さん)のお話を聞いて、次の日が東京なので、出張に行きます。

 以上です。

質問と回答            

産経:発表項目とは違いますが、新型コロナのことで確認です。新規感染者数が、かなり段々下がってきている状況です。

知事:最近、また、ちょっと増えたりしています。

産経:まず、新型コロナの状況を、今どのように見られていますか。

知事:だいぶ(感染者数が)減ってきたのですが、中々、やっぱり、オミクロンは感染しやすいので、ちょっと油断するとうつります。無症状の人が結構多いので、うつって、有症状の人がポポポッと出てきて、アレアレと思ったら、実はうつっていたということがあります。ですから、基本的な感染防止対策などは、やっぱり注意しといて(やって)いただいた方がいいです。ただ、あまり、形にはめてこういうことはもう止めましょうというのは、できるだけ止めようとしていて、先週の終わりぐらいで、何日か忘れましたが、皆さんに告知を出して、最後に残っていた「大勢で会食をするのは控えましょう」というのは、あまり守ってくれないということもあって、止めました。ただ、その時でも、うつりやすい態様があります。みんなで団子になってワーと騒ぐとかはできるだけ止めて、とりあえずは静かに行きましょうとか、そんな感じで、今、過ごしています。
 感染のうつりやすさと、あちこちに無症状の人も含めて、うつす可能性のある人がいるはずなので、ちょっと大型の感染が起こる、クラスターが起こったりすると、人数がバーッと増えます。だけど、ほうっておくともっと増えるので、それを、検査と言葉は悪いが隔離で抑え込まないといけない。それを、引き続き、県が中心になった保健医療行政で、今一生懸命やっている状態です。

産経:新規感染者数が減少傾向の中で、いわゆる入院の待機者数が入院の病床を下回っている状況が今できてきています。これまで、県の中で、原則全員入院をやってきましたが、これの考え方については、今どのようなステップですか。

知事:原則入院というのはこれまでで、オミクロン株の性質と患者がどのぐらいいるかという現実の二つを見ると、全員入院はとても無理だというふうに思っているので、新しいスタイルに変えているわけです。病床数は、ある程度確保していますが、基本的には、入院してもらった方がいいと判断した人についてやっているので、いろいろな理由がありますが、それ以外の方は自宅療養でやってもらって、常に様子を伺っているというやり方で、今後ともいいのではないかというふうに思います。これが、もっと悪質というか重症化するようなウイルスに変わっていったりすると、また次のことを考えないといけない。今、全員入院なんて無理やりやっても、あまり効果はないと思うし、昨日(の感染者数は)100人ですから、全員入れますと言ったら、数日で埋まってしまうことになります。そこは、現実を見極めた上でやるしかないと思います。

産経:以前、1月末ぐらいの全員入院ができなくなったタイミングの時に、感染者数が下がってきたら全員入院はしますというスタンスだったと思いますが、そこは変更されている。

知事:そうです。その時は、オミクロンの正体もあまりよく分からないので、とにかく入院させたいけどできないから、しょうがないから、自宅に行っていただきます、ホテルに行っていただきますということでしたが、それをずっとやってみて、それでいいなというところもありますから、無理やり全員入院にする必要はない。ただ、体が弱そうな人や、悪化してしまうのではないかとか、実際に悪化している人とか、そういう人は、入院をすぐできるような体制になっているということは、良いことです。空きベッドがあって、新型コロナ病床も空いているというのは、ものすごく良いことだと思います。

産経:つまり、感染したら必ず入院ではなく、今の状況で、危なくなったらすぐ(病院に)入れる体制を堅持しながら、自宅療養を有効に使いながらやっていく。

知事:そうです。今やっていることは、他県とあまり変わりません。

関連ファイル

このページの先頭へ